Windows 11の登場まで1週間を切りました。今、お使いのパソコンをWindows11にアップグレードできるか知っていますか。
Windows10のサポート期間は2025年です。まだまだ余裕があるように感じますが、Windows 7からWindows 10へアップグレードする際は古いパソコンも問題なくアップグレードできました。
アップデート後にパソコンの動作が遅くなってもHDDをSSDに交換すればサクサク動きました。
しかし、今回のWindows 11はシステム要件、特にCPUの制限がきびしいそうです。一部、抜け穴は存在するようですが、もしかしたら新しいパソコンの購入計画も必要になってくるかもしれません。
Table of Contents
Windows 11 システム要件
■CPU
1ギガヘルツ(CHz)以上 2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSystem on a chip(SoC)
■メモリ
4ギガバイト(GB)。
■ストレージ
64GB以上
■グラフィックカード
DirectX 12以上
Microsoftより仕様が公開されています。
Windows 11 仕様、機能、コンピューターの要件を確認する
Windows 11は無償でアップグレードが可能
今回のWindows 11はWindows 10ユーザーは無料でアップグレードが可能です。ライセンスを購入する必要がありません。
10月5日以降、アップデートが可能となりますので 事前にアップデートが可能かチェックしていきます。
Windows アップグレードチェック方法(5分ぐらいで終わります)
Microsoft から簡単にWindows11のシステム要件を満たしているか調べられる「PC正常性チェックアプリ」が提供されています。
下のリンクからチェックツールをダウンロードします。
①リンクを開き下へスクロールすると「リリースに向けて」の項目があります「PC正常性チェックアプリのダウンロード」をクリックします。
ファイルのダウンロードが終わったら「WindowsPCHealthCheckSetup.msi」を開きます。
「使用許諾契約書に同意します(A)にチェックして「インストール」をクリックします。
インストール中になりますので少々待ちます。
「完了」をクリックします。
「今すぐチェック」をクリックします。
問題がなければ「このPCはWindows11 の要件を満たしています。」と表示されます。今回チェックしたPCは3年前に発売したLenovoのThinkPad X1 Carbonですが問題はないようです。
同じく3年前のパソコンでチェックしましたがCPUで引っ掛かり「このPCは現在、Windows11システム要件を満たしていません」と表示されました。
Epson Endeavor ST40Eの場合
他にも5年前のノートパソコンや8年前のワークステーションなどチェックしてみましたが、ことごとくシステム要件に満たしておりませんと表示されました。
正常性チェックのまとめ
今回、4台パソコンをチェックしてみましたが1台しかWindows11のアップグレード対象になりませんでした。やはりCPUの要件は厳しいようです。
Windows10のサポート期限は2025年10月には終わる予定となっています。今回、Windows 11のアップグレードの要件がきびしいのはセキュリティ強化のためCPUの条件が厳しくなったと言われています。
パーツ交換によってシステム要件をクリアすることは難しい場合も多いので早めにWindows11のアップデートチェックしてみてはいかがでしょうか。
次にWindows 11へ手動アップグレード
10月5日にWindows11が正式にリリースされました。対象のパソコンは順次アップデートを提供予定とのことでアップデートを確認してみましたが Windows11のアップデートはまだ提供されていませんでした。アップデートの内容を確認してみると互換性の確認が取れたパソコンに対してアップデートの通知が来るそうです。PC正常性チェックアプリで確認済みでも他のアプリケーションの互換性などで問題がある場合、その問題が解決するまで提供されないそうです。ほとんどのパソコンは2022年の前半の予定になるそうです。
アップグレードまで日にちがかかりそうなので今回、手動でのアップグレード手段もあるそうなのでそちらを試してみました。
アップグレードの注意点
Windows10からアップグレードする場合、Windows Updateの通知が表示されてからアップグレードすることがマイクロソフト進められています。
アップグレードするパソコン
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 6th
プロセッサー Core i7 -8550U
メモリ 16G
SSD 512G
PC正常性チェックアプリ 確認済み
Windows 11 インストールアシスタントによるアップグレード
Windows 11へのアップグレード方法は3種類提供されています。一つ目はWindows 11 インストール アシスタントを使ったアップグレード方法、二つ目はインストールメディア(ブート可能なUSBやDVD)を作成してクリーンインストールする方向けのアップグレード方法、三つめはWindows 11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードしてインストールメディアを作成したり仮想マシンへのマウントからアップグレードする方向けの方法があります。今回は一つ目のインストールアシスタントによるアップグレード方法を行います。
Windows 11 インストール アシスタント ダウンロード先
①Windowsインストール アシスタントを「今すぐダウンロード」をクリックします。
②ダウンロードした「Windows11InstallationAssistant.exe」をクリックします。
③PC正常性チェックアプリでチェックしていない場合、互換性を確認する画面が表示されます。「PC正常性チェックアプリを入手する」をクリックしてWindows11がインストール可能かチェックしてください。
④PC正常性チェックアプリでチェック済みの場合は「同意してインストール」をクリックします。
⑤Windows 11のダウンロードが始まります。(ダウンロードは4時間かかりました。)
インストール完了後、パソコンが再起動してWindows 11のアップグレードの完了です。
もし、不具合やアプリが動かない場合はWindows 10に戻すことができます。注意点としてWindows 11にアップグレードした後にWindows10にダウングレードする場合は10日間まででしたら元に戻すことができます。それまでにシステムやアプリの検証をしましょう。
Windows 10に戻したい場合
①「Windowsボタン」を右クリックして「設定」をクリックします。
②「システム」の項目を下にスクロールすると「回復」が表示されますのでクリックします。
③「復元」をクリックします。
「以前のバージョンに戻す理由をお聞かせください」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
「アップデートをチェックしますか?」と表示されますので「行わない」をクリックします。
「知っておくべきこと」を確認して問題がなければ「次へ」をクリックします。
さらに注意事項が表示されますので確認して「次へ」をクリックします。
「Windows 11をお試しいただきありがとうございます」と表示されて最後に「Windows10に復元する」をクリックして再起動後にWindows 10にダウングレードが始まります。(ダウングレードは10分ぐらいかかります)
まとめ
PCの正常性チェックもWindows 11へのアップグレードも簡単にできます。アップグレード後も10日以内でしたらWindows10へ戻すことも可能です。10から11は若干、画面が変更になっていますので慣れるのに少し時間が掛かりますのでサポートが終了する2025年10月に慌ててやるよりは早めにアップグレードした方がいいと思います。