Windows 11 非対応機種をアップグレードする!

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Windows 11は、その革新的な機能と改善されたセキュリティで注目されていますが、多くのユーザーがWindows10から11にアップグレードしようとしても、自分のデバイスが非対応であることに直面しています。

この記事では、ハードウェアのアップグレードやフリーソフトを利用したWindows 11へのアップグレード方法について詳しく解説します。

特に、「Rufus」というフリーソフトウェアを使用して、TPM 2.0やセキュアブートをバイパスする方法に焦点を当てます。このアプローチは、技術的な知識があるユーザーに適しており、非対応の機種でもWindows 11を体験する機会を提供します。

Windows11のシステム要件の確認

まず、Windows 11のシステム要件を確認しましょう。重要な要件には以下のものが含まれます:

  • プロセッサ: 1GHz以上の64ビット対応プロセッサ
  • メモリ: 4GB以上
  • ストレージ: 64GB以上
  • システムファームウェア: UEFI、セキュアブート対応
  • TPM: バージョン2.0

ここで注目するのが「TPM2.0」TPMとはパソコンの中でセキュリティに関わる部分で比較的新しいCPUにしか対応しておりません。そのため5年前に購入したパソコンがWindows11にアップグレードできないということがよく起こります。

しかし、TPM2.0など条件に満たしていない場合でも、アップグレードの方法はあります。

Windows11 Rufusを使用したアップグレード

Rufusは、ブータブルUSBドライブを作成するためのフリーソフトです。Windows 11のISOファイルをRufusを使ってUSBに書き込むことで、TPM 2.0やセキュアブートの要件をバイパスしてインストールが可能になります。この方法は以下のステップで実行されます:

Rufusの最新版をダウンロードしてインストールします。

https://rufus.ie/ja/

ダウンロードの選択

ダウンロードしたファイルを実行します。ユーザーアカウント制御が表示されますので「はい」で進めます。

オンラインで行われるアップデートの自動確認機能を有効にしますか?「はい」をクリックします。

更新ポリシーの確認

パソコンにUSBメモリを差し込みます。「選択」▼をクイックしてダウンロードに変更後、「ダウンロード」をクリックします。バージョンが表示されますので「続ける」をクリックします。

ダウンロードをクリックして続ける

次に「リリース」が表示されます。そのまま「続ける」、エディションも「続ける」をクリックします。

続けるをクリックする

「言語」を確認して「続ける」さいごに「ダウンロード」をクリックします。

続ける→ダウンロード

これで「WindowsのIsoファイルのダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了しましたら「スタート」をクリックしてUSBに書き込みます。

ダウンロードが始まりさいごにスタートをクリックする

「インストーラーをカスタムしますか?」確認して(デフォルトでOK)「OK」をクリックします。

カスタムデフォルトで問題なし

USBにISOファイルの書き込みが始まります。完了しましたら「閉じる」ボタンをクリックします。

書き込みが開始される

USBファイル内を確認し「Setup.exe」をクリックします。

setupファイルをクリックする

「Windows11セットアップ」が始まります。最初に「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックして「今は実行しない」に変更して「次へ(N)」をクリックします。

今は実行しない

ライセンス条項を確認して「同意する(A)」をクリックします。

ライセンス条項の確認

「インストール準備完了」を「インストール(T)」をクリックします。これでWindows11へのアップグレードが開始されます。

インストール準備完了

Windows11にアップグレードされて完了です。

Windows11アップグレード完了

ドライバの更新

Windows 11にアップグレードした後、ドライバを最新の状態に保つことが重要です。特にグラフィックカードやオーディオデバイスなど、システムのパフォーマンスに影響を与えるドライバは最新のものに更新してください。

さいごに

Windows 11へのアップグレードは、特に非対応機種において複数の方法で実現可能です。ハードウェアのアップグレードやRufusを使用したカスタムインストール方法は、新しいOSを楽しむための実用的な手段を提供します。しかし、これらの手段にはそれぞれコストとリスクが伴います。

ハードウェアのアップグレードは物理的な変更を伴うため、機器の保証を失う可能性があります。また、Rufusを使った方法は、公式のサポートを受けられない可能性があるため、セキュリティリスクを考慮する必要があります。最終的に、新しいPCへの投資を検討するのも賢明な選択です。

Windows 11は、今後のテクノロジーの進展に適応し、より快適なコンピューティング体験を提供することを目指しています。非対応機種をアップグレードする決断は、個々のニーズ、予算、技術的な自信に基づいて慎重に行うべきでしょう。


この記事は、非対応機種をWindows 11にアップグレードするためのさまざまな方法を詳細に説明しています。各手段の利点と欠点を理解し、自分の状況に最適な選択をすることが重要です。