遠隔地のパソコンをリモート操作をするアプリと言えば、Winodwsの標準アプリであるリモートデスクトップやクイックアクセスなど、無料で利用できるアプリはたくさんあります。
そんな中で5億人に利用され、超軽量で高速に動作するアプリ Anydeskを知っていますか?今回は簡単操作でインストール不要のパソコンのリモート操作アプリ、Anydeskを紹介します。
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AnyDeskとは
AnyDeskとは2012年にドイツの3人のエンジニアにより、リモートデスクトップソフトの中で「最も早く、最も安全に」をコンセプトに開発されたソフトです。
個人でプライベートに使用する分は無料です。(機能制限あり)企業で利用する場合は1ライセンス2,090円(2022年10)でチームで利用するライセンスも用意されています。詳しくは下記のAnyDeskプランの比較のリンクでご確認ください。
AnyDeskプラン比較
https://anydesk.com/ja/pricing/personal
AnyDeskの特徴
・多機種に対応している
WindowsやMac、Linux ,Android,iOSはもちろんのこと、他のリモートソフトでは対応しているところが少ない FreeBSD,Raspberry Pi,Crome OSなどにも対応している。
・超軽量 Windows版は3MB
他のリモートデスクトップソフトは数十MB大きいものだと数百MBが多いなかでAnyDeskは一桁台の軽さ
・圧倒的な速度
さわればわかる納得スピードのリモート環境はスピードが命
・安全 ミリタリーグレードのセキュリティ 256ビットAES TLS1.2
軽量で高速な分一見するとセキュリティを犠牲にしているのではと思いますが、しっかり暗号化対応でミリタリーグレードのセキュリティ。
AnyDeskダウンロード方法 パソコン
下記リンクからAnyDeskのサイトへ移動します。
高速リモートデスクトップアプリケーション – AnyDesk
「今すぐダウンロード」をクリックします。
AnyDeskはインストールせずにUSBなどに保存しておきポータブルとしても利用ができます。
簡単に違いを説明するとポータブル版を利用する場合はリモートするのに相手の許可が必要になります。「UACダイアログ確認」の操作も行えないためソフトのインストールやシステムの変更など行う場合は必ずリモート先のパソコンの前に誰かがいる必要があります。
ポータブル版はパソコンやソフトの操作を相手に教える場合に利用するのが丁度いいです。
それに対してインストール版はリモート先のパソコンの前に人がいなくても無人でアクセスすることが可能になります。
インストール版はパソコンの前に相手がいなくても自由にパソコンを操作したい場合に利用するのがいいと思います。
ポータブル版とインストール版の主な違いは下記で確認ができます。
インストール版 VS ポータブル版 (anydesk.com)
今回はパソコンにAnyDeskをインストールしていきます。
「同意してインストールする」をクリックして完了です。
AnyDesk 使い方 LANから接続する場合
AnyDeskでリモート接続するためには、相手先にもAnyDeskが起動している状態が必要です。
LAN内(家庭内や会社内など同じネットワーク内の場合)にリモートするパソコンがある場合は「検索結果」の項目にパソコンが表示されます。
リモート接続したいパソコンをクリックします。
「接続を確立する…」と表示されます。リモート先がリモート接続するのに「承諾」するまで待ちます。
リモート先のパソコン画面
リモート接続の承諾を求められます。相手先のパソコン名を確認して問題がない場合は「承諾」をクリックします。
セクションが開始されましたとなりリモート接続が完了します。
AnyDesk 使い方 WANから接続する場合
リモート接続するパソコンがWAN内(自宅から会社のパソコンに接続など)の場合はワークスペースの番号を入力して接続します。
リモートしたいパソコンの「このワークスペース」と書かれた横の数値を控えます。
「セクションを作成する宛先のアドレスを入力してください。」の項目にワークスペースの番号を入力します。
LANの時と同じようにリモート先のパソコンで「承諾」をクリックして接続します。
AnyDesk 無人接続をする
パソコンをリモートする場合、接続先のパソコンの前に人がいない場合もあると思います。AnyDeskでは、無人でリモート接続する設定もできます。
無人でリモート接続したいパソコンでAnyDeskの設定を開きます。
「セキュリティ」をクリックして「セキュリティ設定を解除しています…」をクリックします。ユーザーアカウント制御が表示されますので「はい」をクリックします。
「ワークスペースへのパスワードを変更する…」をクリックします。
パスワードを入力して「適用」をクリックします。
「Permission Profile」は下記からプロファイルの詳細を確認できます。
あとはリモート元のパソコンからパスワードを設定したリモート先にAnydeskで接続するとパスワードの入力が求められます。
パスワードを入力することによって自動でリモートすることができます。
注意事項としてAnyDeskで無人でリモート接続する場合、必ず相手先のAnyDeskが起動している必要があります。
パソコンを起動後にAnyDeskが自動で起動するか確認した方がいいと思います。
AnyDesk スマホ ダウンロード
AnyDeskはスマホからリモート接続することもできます。
反対にパソコンからスマホの画面を共有することもできますのでスマホの画面を録画したり操作説明をする時に役に立ちます。
iPhone 版
AnyDesk Remote Desktop on the App Store (apple.com)
Android版
AnyDeskリモートデスクトップソフトウェア – Google Play のアプリ
iPhone版のインストール
QRコードを読み込むか「AppStore」でanydeskと検索します。
「入手」をクリックしてインストールします。
初回、アプリを起動すると「AnyDeskは通知を送信します。よろしいですか?」と表示されますので「許可」をクリックします。
AnyDesk 使い方 スマホ
iPhone からパソコンをリモートする場合、パソコンのワークスペースの番号をiPhoneの宛先に入力して接続します。
パソコン側はセクションが開始されると接続の「承諾」を求められますので「承諾」をクリックするとリモート接続が完了します。
まとめ
AnyDeskはいかがでしたか。さわってみて他のリモートソフトより断然とリモート環境が速いと感じるはずです。個人ユーザーは無料なので、リモート環境を求める方はぜひ試していただきたいソフトです。
また、企業で使う場合はソフトの料金がかかりますが、無料版との大きな違いはリモート環境の速度にあると思います。今、使っている無料のリモートソフトに速度的に不満を感じる方は導入を考えてみてはいかがでしょうか。
改善効果・利用頻度