紙や雑誌、本などスキャナーや複合機を使ってデータ化することありませんか。特にペーパレス化や在宅勤務の流れを受けて紙媒体を持たないようにしている方も多いのではないでしょうか。
スキャナーで紙媒体を読み取るとすこし曲がって撮影されてしまった。あまりに曲がっていて撮り直しということも多々あると思います。特に雑誌や本のスキャンをすると大抵うまく撮影できません。
もっと簡単に真っすぐきれいにスキャンをしたい。こう言った同じ悩みを抱える方へおススメのアプリが、Microsoftより誕生した神アプリ「Microsoft Lens」。iOSとAndroid向けに提供されているアプリでカメラに写したものを簡単にドキュメント化してくれます。
このアプリの売りは、ただ単にドキュメント化してくれるだけでなく対象物の輪郭を自動で認識して傾きやゆがみを修正してくれます。そして不要な部分をトリミングすることもできるのです。
今回、このアプリを紹介してスキャナー作業の効率化を目指していきたいと思います。
Table of Contents
Microsoft Lens インストール
iPhone版
「Microsoft Lens: PDF Scanner」をApp Storeで (apple.com)
Android版
Microsoft Lens – PDF Scanner – Google Play のアプリ
※Windows版もありましたが2020末に提供を終了しました。
Microsoft Lensのとは
Microsoft LensとはMicrosotが提供するソフトで名刺やホワイトボード、ドキュメントなどを写真で撮影すると輪郭を映し出し補正して真っすぐにドキュメント化して画像、PDFやWord、パワーポイントのファイルに変換ができます。
今までスキャナーや複合機で行っていたスキャン作業の悩み、曲がる斜めになるといったことを補正する機能を持ち、スマホひとつでいつでもどこででもスキャンを可能にしました。
また、OCRの機能を持ちスキャンしたものを文書化してテキストとして取り込むことが可能で、AIの機械学習による精度向上をしていくとのことです。
Lensの使用方法
インストールした「Lens」アプリをタップします。
①「処理」(OCR機能)、「ドキュメント」、「ホワイトボード」、「名刺」、「写真」から撮影物を選択します。
②ある程度、輪郭を合わせてカメラボタンをタップして撮影をします。
ドキュメント化する境界を調整します。はみ出ている部分がありました点や線をずらして調整を行い「確認」ボタンで確定します。
ここで「フィルタ」を調整したり再度「トリミング」の幅を変更したり文字を入れたり設定して最後に「完了」ボタンをタップします。
次にエクスポート先を指定します。
「写真」、「PDF」「OneNote」、「Word」、「PowerPoint」、メールで送信することも可能です。OneNoteなどのMicrosoftの製品にエクスポートする場合はマイクロソフトアカウントが必要になります。
OCR機能
LensはOCR機能を搭載しています。「処理」ボタンをタップして対象文字を撮影します。
読み取る文字の範囲を指定して「確認」ボタンをタップします。
かなりの精度で文字を読み取っています。
(光の加減で文字の読み取り精度がかなりかわります。明るい場所で対象物を撮影してください)
最後に
「Microsoft Lens」 は、紙以外にも切り取りたい部分だけドキュメント化するのに便利です。例えばTVや画面プリントの使えない環境でのパソコンやスマホの画面を撮影するときなどにとても役に立ちます。
「Microsoft Lens」 アプリを使えば、複数枚を連続してスキャンする以外は、スキャナーはいらないと思えるぐらい素晴らしいアプリだと思います。OCR機能については手書き以外は読み取り精度が高く問題のないレベルで、機械学習を積んでいるのでどんどん精度は上がっていくと思います。
「Microsoft Lens」 なら、いつでもどこででもスキャンできる環境になるのでスキャン作業の効率化におススメです。