ノートパソコンのバッテリーは普通に使っているだけでもどんどん劣化します。一般的なバッテリーの寿命は2~3年と言われております。
たしかに2年以上経つと妙にバッテリーの減りが速く感じます。さらに5年以上経過したノートパソコンだと1時間ぐらいしか持たない状態や時には電源アダプターを外した瞬間に電源が落ちる場合もあります。
ノートパソコンはバッテリーを交換できるものが多いです。いつ交換したらいいのか目安があった方がバッテリーの交換がしやすいと思います。
今回、Windowsに標準で搭載されている「Battery report」を使ってノートパソコンのバッテリーの状態を確認する方法を紹介します。
Battery Reportの使い方・見方
Battery ReportとはWindowsに標準で搭載されている機能でバッテリーの状態を確認することができます。
使い方は「スタート」ボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」をクリックします。
PowerShellが起動しますので
powercfg /batteryreport
と入力します。(上の文字をコピーして貼り付けしてもOKです。)
レポートが出力されます。
ファイルパスはパソコンによって変わります。「Owner」部分は使用しているパソコンのユーザー名になります。
例 ユーザー名 PC1の場合
C:\Users\PC1/battery-report.htmlとなります。
battery-report.htmlをクリックします。
基本的にチェックする項目はRecent Usage「搭載電池」
確認する項目は下の3つ
設計容量(DESIGN CAPACITY)
フル充電容量(FULL CHARGE CAPACITY)
サイクル数(CYCLE COUNT)
「設計容量」はパソコンの購入時の新品の場合の容量で「フル充電容量」は現在のバッテリ容量になります。
このレポートを確認すると
設計容量 57020 フル充電容量 48980
48980 ÷ 57020 = 0.858
パーセントに変更 0.858 × 100 = 85.8%
購入時よりも14%バッテリー容量が減っていることがわかります。
その他にサイクル数 598回充電をした回数になります。よく充電回数の寿命は500~600回と言われています。
レポートの一番下にバッテリーの寿命推定値も確認ができます。
さいごに
今回、レポートを出力したパソコンは4年ほど、ほぼ毎日使用しているノートパソコンです。容量が14%減り充電回数も600回近くになりましたが、満充電から3時間ぐらいは使えるので、まだ、バッテリーの交換は考えていません。
外出時に利用の多い方は一度、「Battery report」を使ってバッテリー状態を確認して見てはいかがでしょうか。
改善効果・利用頻度