先日、Visual Studio2013を起動すると「Visual Studioにサインイン」の画面が表示されるようになりました。
エクスクラメーションマークには、「ライセンスが古くなったため、更新する必要があります。…」と表示されています。
「サインイン」するか「Visual Studioの終了」するしかない状況です。
しかし、起動するために「サインイン」をクリックしても「問題が発生しました」と表示されます。
詳細で「オンラインサービスは使用できません。後でやり直してください。」と表示されていますが、何度やり直しても同じ画面が表示されVisual Studioが起動できない状況です。
Visual Studio 2013でサインインできない原因
サインインできない原因はTLS(ネットワークで暗号化して送受信するプロトコル)1.0と1.1のサポート停止にともないTLS1.0を使用しているVisual Studio 2013でサインインが出来なくなったという事です。
サインインするための対処方法
TLS1.2を使用してサインインするように変更します。
①タスクバーの検索ボックスに「regedit」と入力します。
②レジストリエディターを起動します。
注意事項 ここからの作業はレジストリの編集を行います。レジストリを編集することはWindowsシステムに手をいれることになりますので、バックアップ等をしっかりとって問題ないように慎重に進めることをおすすめします。
「コンピューター」→「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「.NETFramework」→「v4.0.30319」へ
ウィンド内で右クリックして「新規(N)」→「DWORD(32ビット)」値(D)」をクリックします。
①名前に「SchUseStrongCrypto」と入力します。
②値に「1」を入力します。
あとはVisual Studioを再起動して「サインイン」をクリックします。
「準備しています。…」と表示されサインイン画面が表示されますのでメールアドレスとパスワードを入力してログインをするとVisual Studioが起動します。
以上がVisual Studio 2013でサインインできない場合の対処方法です。
古い開発環境でいきなり起動できない場合など大変焦ります。特に早急に修正したい案件がある時など困った問題です。
今回は、すぐに起動できるようになりましたが今後、古いものなど新しい開発環境に切り替えていくことを考えなければいけないと強く感じました。