業務効率化アイテム QRコードの利用方法について

QRcode

1949年にアメリカで発明されたバーコード。すぐには実用化されず1967年に食品スーパーに会計待ち時間を削減するために採用されます。するとバーコードは瞬く間に世界中のお店に広がり、会計はバーコードを使ってするのが一般的になりました。

それから30年後の1994年、日本の自動車メーカーがバーコードでは20文字程度しか情報量を保存することしかできないため、生産のために何枚もバーコードをスキャンしなければならず生産効率の悪さから新たなバーコードを開発に乗り出しました。

たくさんの情報を保存するための新しいバーコードのプロジェクトは人員2名、期間2年、費用もちょっぴりのなか開発したのが2次元(縦・横)にデータを保存するQRコードです。

バーコードにとって代わるアイテムとして開発されたQRコードですが、今ではバーコード違う土俵でビジネスや人々の生活に欠かせないものになりつつあります。

特に2002年、携帯電話にQRコードを読み取る機能が追加されることにより瞬く間に世界中に広がりました。中国ではお店の会計にQRコードが使われるのが一般的になりキャッシュレス復旧に貢献しています。

今回は、さまざまな分野に活躍しているQRコードを業務効率化のアイテムとして使うための基本的なQRコードの利用法等の紹介をしていきます。

QRコードとは・仕組みについて

QRコードのQRとは「Quick Response(クイック・レスポンス)」頭文字であり、その名の通り高速に読み取ることを一つの目的として開発されています。

バーコードは横方向に情報を保存している1次元コードですが、QRコードは縦方向と横方向にデータを保存する2次元コードです。

一次元バーコードと2次元バーコードの違い

QRコードは2次元にデータを保存することにより大容量の情報を小さなコードで保存可能になりました。

数字・英字・漢字・カナ・記号など文字が扱え、どの方向からでもQRコードを読み取ることが可能です。

もともと工場用途で使用することが念頭にありましたので、誤り訂正機能を備えているため、ある程度の破損や汚れに強い特徴を持っています。

よごれや破けたQRコード

QRコードのことをもっと知りたい方は

QRコード公式サイトがおすすめです。(中国語、英語、日本語、韓国語の4つのバージョンがあります)

https://www.qrcode.com/

QRコードドットコムのトップ

QRコードの発明者について

1994年自動車部品メーカーのデンソー(現在は分社化してデンソーウェーブ)が開発しましたがQRコードの海の親ともいえるのが原昌宏さん。お昼休み中の囲碁をヒントにQRコードが開発されたそうです。

1957年生まれの原昌宏(はら まさひろ)さんは法政大学電気工学科を卒業後の1980年に日本電装株式会社(現:株式会社デンソー)に入社1994年にQRコードを開発し2001年、デンソーの分社化により株式会社デンソーウェーブに転籍します。

<受賞>

2002年 R&D 100 Awards(米国)受賞

2004年 モバイルプロジェクトアワード最優秀賞受賞

2007年 日本イノベータ大賞優秀賞受賞

2012年グッドデザイン賞Best100受賞

2014年欧州発明家賞ポピュラープライズ賞受賞

QRコードのできること

もともとはトヨタ生産方式カンバンの生産効率を上げるために開発されたこともあり、工場用途だと生産伝票や部品在庫管理など使えることはもとより、物流管理では配送先や配送方法に利用することもできます。

その他にはイベント、飛行機などでの入場券代わりになったり、ソーシャルメディアアカウントの登録用にポップなどで利用されています。

一番、QRコードが活用されていることと言えばQRコード決裁、中国では7割超の決済に利用されています。

QRコード決済しているところ

QRコードの作成方法 エクセルの場合

マイクロソフト エクセルでのQRコード作成方法

エクセルでQRコードを挿入する場合「開発」タブが必要です。

表示されていない場合は下の手順を行う必要があります。

エクセルの開発タグ

表示の仕方はツールバーの「ファイル」から「オプション」を開きます。

①「リボンのユーザー設定」から②「開発」タブにチェックをいれます。

リボンのユーザー設定から開発タグを表示する

開発タブが表示されるようになります。次に下の手順を進めます。

①「開発」タブをクリックします。

②「挿入」をクリックします。

③「コントロールの選択」をクリックします。

開発→挿入→コントロール

「Microsoft BarCode Control 16.0」をクリックします。

注意点

もし、表示されない場合は「Access」か「Access Runtime」 をインストールする必要があります。

Barcode Control16をクリックする。

表示したいところにカーソルを合わせます。

バーコードを出力

最初は1次元バーコードが表示されます。

バーコード上で右クリックして「Microsoft BarCode Control 16.0オブジェクト」から「プロパティ」を開きます。

バーコードを右クリックしてプロパティを開く

①「スタイル」から②「11QRコード」をクリックします。

③「適用」をクリックして④「OK」をクリックして完了です。

スタイルを変更してQRコードにする

これでQRコード表示になりました。

出力したQRコード

<文字を埋め込む>

QRコードに文字を埋め込む場合はQRコードの上で右クリックして「プロパティ」を表示します。

QRコードのプロパティを開く

プロパティウィンドウの「Value」の項目にQRコード化したい文字をいれて「Enter」を押すとQRコードの形が変わります。

(Excelの場合、日本語が出力できません。確定するとQRコードが真っ白になりますのでご注意ください)

Valueの項目に文字を入れる

<URLを埋め込む>

URLを埋め込む場合は同じように「プロパティ」を表示して「Value」の項目にURLを入力して確定します。

Valueの項目にURLを入力する

<動画埋め込む>

QRコードを読み込んだ時に動画を表示したい場合は、表示したい動画のURLを取得する必要があります。

Youtubeを表示したい場合

アドレスバーに表示されているURLをコピーします。

youtubeからURLを取得する

QRコードのプロパティのValueに貼り付けるとQRコードを読み取った時に動画が表示されるようになります。

Valueの項目にURLを入力する

<メールを埋め込む>

メールの場合も「プロパティ」を表示して「Value」の中にメールアドレスを入力します。

Valueの項目にメールアドレスを入力する

メールの場合、QRコードを読み込むとメールソフトが立ち上がり宛先にメールアドレスが入力されます。メールアドレスを教えたい時に簡単に教えれる方法として大変便利ですが、なかにはタイトルや本文にデフォルトで文字を入れたい時があると思います。

ExcelでメールアドレスをQRコード化しても宛先しか入力できないので、もし他の項目もデフォルトで入力したい場合は無料のQRコード作成サイトを利用します。

QRコード作成サイト「QRのススメ」では「件名」や「本文」にデフォルトで文章を入れることが可能です

QRコード作成【無料】メール作成用QRコード (quel.jp)

QRコード作成サイトの
メール作成用フォーム

QRコードの作成方法 Google スプレットシートの場合

Google スプレットシートのQRコードのつくり方

スプレットシートとエクセルのQRコード出力の大きな違いはスプレットシートはQRコードにするのに少し手間がかかりますが、標準のエクセルでは出力できない日本語を扱えるようになります。

<出力方法>

スプレットシート内にベースのURL(image関数)を入力します。

ベースのURL

=image(“http://chart.apis.google.com/chart?

ベースのURLの後ろにQRコードのサイズを指定します。

chs=<width>×<height>

ベースのURL+サイズ例

=image(“http://chart.apis.google.com/chart?chs=100×100

QRコードを表示する指定 を入力します。

cht=qr

サイズとQRコード指定の間には「&」を入れます。 

ベースのURL+サイズ例+表示指定

=image(“http://chart.apis.google.com/chart?chs=100×100&cht=qr

最後にQRコードに出力するデータ

chl=<data>

直接、表示したいものを入力することもできますが、複数のQRコードを出力したい場合はセル番地を入力できます。

直接入力の場合 chl=”こんにちは” 

セル番地を指定する場合 chl=”&A1

表示指定と同じくデータの間には「&」を入力します。

ベースのURL+サイズ例+表示指定+データ

=image(“http:/=image(“http://chart.apis.google.com/chart?chs=100×100&cht=qr&chl=”&A1)

<文字を埋め込む>

QRコードを出力したいセルにカーソルをC2に移動します。

image関数を入力します。

=image(“http:/=image(“http://chart.apis.google.com/chart?chs=100×100&cht=qr&chl=こんにちは”)

image関数を入力してQRコード出力

セルの参照を使う場合は

①A1にQRコード化したい文字を入力します。

②QRコードを出力したいC2のセルにカーソルを移動します。

③image関数を入力します。

=image(“http:/=image(“http://chart.apis.google.com/chart?chs=100×100&cht=qr&chl=”&A1)

セル参照を使ったimage関数

<URL・動画・メールを埋め込む>

URLや動画、メールを入力する場合も出力する方法は<文字を埋め込む>と同じです。

image関数の中に直接文字を入れる方法とセル参照を使って出力する方法があります。

=image(“http:/=image(“http://chart.apis.google.com/chart?chs=100×100&cht=qr&chl=”URL・動画・メール”)

いろいろな方法

最後に

いかがでしたか。普段、仕事や生活をしていく中でQRコードを利用することが多いと思いますが、QRコードは簡単に作成することが可能です。

QRコードの使い方もスマホのカメラで映し出せば簡単に利用できることから、多くの人に浸透しているかと思います。今回、使い方を覚えてQRコードをぜひ、活用してみませんか。

改善効果・利用頻度

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※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。