パソコンをシャットダウンしても勝手に再起動する

シャットダウン

普段、ノートパソコンを使っていて電源を落とさずに蓋だけ閉じて作業を終了することが多いのですが、久しぶりにパソコンの電源を落とすと、勝手にパソコンが再起動するようになりました。

何度、シャットダウンしても再起動のループから抜けられない。しかも、いつごろからこの症状になったのかわからない状況です。

今回、同じ症状に悩まれる方もいるかもしれませんので、対処した解決方法を紹介していきます。

PCをシャットダウンして勝手に再起動する原因について

パソコンをシャットダウンした後で勝手に起動する原因には以下のようなものがあります。

  • Windows update
  • USB機器
  • WOLの設定
  • 高速スタートアップ
  • システムエラー
  • メモリ

ソフトウェア上の問題や周辺機器や内部機器など、さまざまな影響が考えられますが、再起動するようになる前に機器類を増設していないか新しいソフトをインストールしていないか、もしくはWindows上の設定を変更していないか、まずは確認してください。

対象方法① Windows updateを確認してみる

最初に対処したのがWindows アップデートで更新プログラムのチェックです。もしかしたらWindowsの不具合で再起動のループになっているかもしれません。

■Windowsアップデートのチェック方法

①「Windows」アイコンをクリックします。

②「設定」をクリックします。

Windows 設定

「更新とセキュリティ」をクリックします。

更新とセキュリティ

「更新プログラムのチェック」をクリックします。

更新プログラムがある場合はダウンロードしてインストールします。

「最新の状態です」が表示されて完了です。

更新プログラムのチェック

Windowsが最新の状態になりましたら、パソコンをシャットダウンして症状が改善したかチェックします。

再起動する場合は次の対処方法②に行きます。

対処方法② USB機器を外してみる

パソコンに接続されているプリンターやUSB機器などの周辺機器が影響してパソコンが再起動しているかもしれません。

USB機器の配線が断線している場合や機器のソフトウエアの不具合、機器自体が破損している可能性も考えられます。

一度、パソコンに接続しているUSB機器をすべて取り外してみましょう。

USB

USBを外したらパソコンをシャットダウンして再起動するか確認してみましょう。

もし、シャットダウンに成功したら接続しているUSBに問題があります。ひとつ接続してどれが不具合が発生しているのか確認をしてください。

不具合が発生しているUSB機器を見つけたら①「Windows」アイコンから②「デバイスマネージャー」を起動します。

デバイスマネージャー

原因のデバイスをクリックして「ドライバーの更新」をクリックします。

ドライバーの更新

更新しても、原因機器を接続したら修正されない場合は、原因究明が難しい状態です。

古い機器なら新しい機器を買い替えるサポートがある場合はメーカーに連絡して確認しましょう。

どうしても機器を使用しないといけない場合は、パソコンをシャットダウンをする時はUSB機器を外しておくといいでしょう。

USB機器が原因じゃなかった場合は次の対処方法③に行きます。

対処方法③ WOLの設定を確認する

パソコンの設定でWOL(Wake on LAN)という設定がONになっているとパソコンを遠隔で起動することができます。起動するためのキーとなるのがネットワーク上で流れているマジックパケットで、これが影響してパソコンが再起動している可能性もありますので、WOLの設定を確認します。

①「Windows」アイコンから②「デバイスマネージャー」をクリックします。

WOLの設定チェック

ネットワークアダプターからLANのドライバーを右クリックして「プロパティ」を開きます。

ネットワークアダプター

①「詳細設定」タブで②「Wake On Magic Packet」を③「無効」に変更して「OK」をクリックします。

ネットワークアダプター詳細設定

これでWOLの設定がOFFになりました。パソコンをシャットダウンをして確認してみましょう。再起動した場合は対処方法④に行きます。

対処方法④ 高速スタートアップOFFにする。

高速スタートアップとはパソコンの起動時間を短縮する技術です。これが悪さをしてパソコンが再起度することがあるようなのでOFFにします。

①「Windows」アイコンから②「電源オプション」をクリックします。

電源オプション

「電源の追加設定」をクリックします。

電源の詳細設定

「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。

電源ボタンの動作設定

「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。

電源設定の変更

「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し「変更を保存」をクリックします。

高速スタートアップ

パソコンをシャットダウンして確認してみましょう

再起動する場合は対処方法⑤へ行きます。

対処方法⑤ システムエラー時に自動的に再起動する。

Winodwsの設定でシステムエラー時にパソコンを再起動するという設定があります。この設定をOFFに設定して状況を確認してみます。

タスクバーの①「検索ボックス」に②「システム」と入力して③「システム情報」をクリックします。

システム情報の表示

「システムの詳細設定」をクリックします。

システムの詳細設定

「起動と回復」の項目の「設定」をクリックします。

システムプロパティ設定

「自動的に再起動する」のチェックを外し「OK」をクリックします。

自動的に再起動する

パソコンをシャットダウンして再起動するか確認をしてみます。再起動する場合は対処方法⑥に行きます。

対処方法⑥ メモリを外してみる

メモリが悪さしていることも考えられますので2枚差ししている場合は片方づつ外してシャットダウンを試してください。1枚しかない場合は余っているメモリなどあれば付け替えてみてチェックしてみましょう。

メモリを外す

対処方法を試したが再起動する場合

6つの対処方法をしてもシャットダウン後に再起動する場合は、常に電源長押しの強制終了でパソコンを終了する方法で使い続けるのも一つの手でだと思いますが、どうしても修正したい場合はパソコンの修理業者にパソコンを持ってい行くかWindowsの回復からPCを初期状態に戻すという方法もあります。