つい先日前にiPadを不注意で床へ落下! ものの見事に画面が蜘蛛の巣状にひび割れました。不注意による事故、今まで何度か床に落としたことがあったが、まったくガラスは割れることがないので「iPadは落としても割れない」という慢心がiPadへの扱いを雑にしたため起こった事故です。
今回、iPad Air 型番1475の画面交換を行いましたのでガラス交換方法の情報を共有します。
目次
iPadの修理費用について
iPadの購入時に保証サービス「AppleCare+」に加入している場合は2年間の保証が付きます。過失でガラス画面を壊した場合も4,400円で修理できるので、自分で修理する金額とほぼ同等ぐらいになります。保証状況を確認してAppleで修理するか自分で修理するか判断してください。
保証状況を下記サイトで確認ができます。
製品の保証状況とサービス期間を確認する – Apple サポート
保障に入っていない場合はApple 修理センターとアップル正規サービスプロバイダー(カメラのキタムラやビックカメラなど4事業者)と非正規の修理店の3種類です。
どこでiPadのガラス画面を修理するにしても1万円以上かかります。
自分でiPadのガラス画面割れを修理する最大のメリットはコストで2000円から3000円程度で修理することができます。交換する作業時間も1時間から2時間程度(2回目とか作業に慣れてくると30分ぐらいで交換できるように…)
iPad の画面割れ 「ガラス交換」、「液晶割れ」判断方法
iPadのガラスが割れた場合、まずはどれくらいのダメージがあるのか確認をする必要があります。iPadの構造は表面のガラスの下に液晶画面があります。
落として画面が割れた場合、ダメージが表面の「ガラス部分」で済んでいるのか「液晶モニター」まで壊れているのかを確認して補修パーツを購入します。
判断方法として蜘蛛の巣上に割れたガラスをタッチしてタッチセンサーが動くのか確認します。この時の確認方法としてタッチセンサーが問題なく動くなら「お絵描きツール」などを使い色を塗ることによってタッチセンサーが画面上隅々まで反応するのか確認をします。その他に液晶画面の色合いが変わっていないのか確認をしてください。
色合いやタッチセンサーに問題がないのならガラス部分の交換のみでiPadを復活することができます。一部、タッチセンサーが効かない、色合いがおかしい場合は「ガラス」の他に「液晶」を購入する必要があります。
今回、落として破損したIPadはガラスがベキベキに壊れていますが、割れ越しでも隅々までタッチセンサーが動き色合いも問題がありませんでした。
iPad画面ガラス・液晶モニターの購入について
ガラス・液晶モニターの購入先としてamazonで購入ができます。購入する時の注意点としてiPadの型番をきちんと調べて購入しましょう。型番を間違えるとせっかく購入した資材が使えない可能性があります。
「Padの型番」から確認をする
型番の調べ方はiPadの裏に記されている型番を確認します。(文字が小さいので注意してくだしさい)

「設定」画面から確認をする
タッチパネルが動く場合は設定画面から確認をする。
「設定」→「情報」の項目で機種名とモデル番号をタッチすると型番が表示されます。
自分で修理すること・修理が出来るようになることのメリット
DIY(専門業者でない人が自分でつくったり修理すること)修理を行うことは、多くの人々にとって魅力的な選択肢です。
利点の1つは、コスト削減です。DIYの修理は、専門の場所で修理するよりも大幅に安くすることができます。お金を節約し他の分野に投資することができます。
さらに、DIY修理は、修理がうまくいった自分で修理したという満足感を与えてくれます。自分で何かを修理し、正常に動作するようになると非常にやりがいのある感覚と達成感を得ることができます。
また、DIYで修理することで、専門知識を身につけることができます。将来同じような問題に直面したときに自信を持って修理に挑むことができます。
また、物が壊れること修理の問題は突発的に発生することが多いので、問題を素早く発見し対処する能力は多くの人にとって貴重なものです。
問題を素早く特定し、修理を進めるスキルを持つことは、問題の悪化や被害の拡大を防ぐための大きな武器になります。
作業する前にバックアップ
iPadのガラス交換によってデータが消去されることはないですが、万が一を考慮してiPadのバックアップを取ることをおすすめします。
バックアップがあればもし、起動しなくなっても大事なデータはなくなりません.
バックアップの方法は下記サイトで確認してください。
iPadのバックアップを作成する – Apple サポート (日本)
iPad ガラス交換
iPadのガラス交換作業を始めて行う場合は60分~120分ぐらいの作業時間を見積もっておいた方がいいです。
アマゾンで購入したiPadの交換用ガラスを開封します。
今回、購入したJPUNG ipad Air 画面交換修理タッチパネル

開封するとiPadのガラス交換に必要な工具類が全部揃っているので他に購入する必要がありませんでした。

ガラスを剥がす時に小さなガラスが飛び散る可能性がありますので、テープなどで飛散防止の養生をします。

ガラス面にテープを貼り付けました。

次にiPadの表面のガラスパネルを外すために赤い部分に付いている粘着剤をヒートガン(ドライヤーでも可能)を当てて粘着力を弱めていきます。

吸盤を貼り付けて引っ張りながらピックを差し込みます。

徐々にピックを差し込んでいきます。差し込みにくい場所がありましたら再度、ヒートガンを当てて粘着剤を弱めていきます。
ある程度、ピックを差したら液晶ガラスを剥がしていきましょう。
ガラスの割れ状態がひどい場合は剥がす時にガラスの粉が散らばりますので新聞紙の上などで剥がした方が片付けが楽になります。

ガラスを剥がし終えると粘着剤がある程度残りますので頑張って剥がしていきます。
ここできれいに粘着剤を剥がさないと再度、ガラスをはめ込んだときに少し浮いたりします。もし、きれいに剥がしたい時は剥がし剤などを使って接着剤を取り除きます。

剥がし終わったらiPadの角部分赤丸の部分にねじを取ります。
ねじを取り終えたら液晶画面を外します。(画面を触らないように外す)

ガラス画面とiPadの本体にホームボタンの配線が繋がっています。配線が繋がっているコネクタ部分は上に上げると配線が簡単に外れるようになっています。
外したら購入した新しいガラスに付いているホームボタンのコネクタを取り付けます。

次に下の写真の赤丸部分のねじを外します。

カバーを外すと赤四角部分のアルミを取り外し購入したガラスの付いているコネクタを取り付けます。
コネクタを取り付け終わったらカバーを戻しねじを取り付けます。

新しいガラスを取り付け終わったら写真が下のようになります。

ガラスを取り付けるために粘着剤を貼り付けていきます。

さいごにガラスをはめ込み隙間がないか確認し電源を付けて確認して完了です。

さいごに
iPad 画面交換の注意点
・iPadの画面が割れた場合は割れのダメージを確認をして表面のガラスだけか液晶まで破損しているのか確認をする
・資材を購入する 型番を注意
・ガラス交換
・ホームボタン・タッチセンサーの確認
iPadのガラス交換作業は、割れたガラスを外す作業と接着剤を取り除く作業に手間がかかるぐらいで、さほど交換自体は難しい作業ではありません。
粘着剤の剥がし剤などを使えば作業自体もっと楽に効率的にできると思います。一度、交換作業を覚えれば、iPhone等にも応用ができますので、ガラスが割れた場合は挑戦して見てはいかがでしょうか。(挑戦する場合は自己責任でお願いいたします)
あると便利なツール
ステンレスのヘラはガラスを外す作業や接着剤を取る作業で役立ちます。