iPhone 8 → iPhone SE2にパーツ転用して修理!

取り外し

iPhone SE2 の画面が割れた。Appleで修理を出すと数万円と町の修理店に出しても1万円ほど取られます。アマゾン等で修理キットを購入すると3,000円ほどかかり、作業時間は1時間ちょっと掛かります。

修理の店に出しても良かったのですが、背面割れのiPhone 8が転がっていたので、iPhone SE2に画面を移植できないか調べてみました。

iPhone 8 と iPhone SE 2 背面割れについて

iPhoneは画面を操作する表側のガラスが割れた場合、修理する方法が複数ありますが背面割れに関しては注意が必要です。Appleなど正規の場所で修理となると本体交換になります。一般的な修理業者だと修理ができないと断られてしまいます。

なぜ、背面割れは修理できないかと言うとAppleのリンゴマークがあるからです。

AppleのロゴマークはApple社が商標権を持っているため許可なく他社が許可なく修理すると法律違反になってしますのです。そのため背面割れはApple の正規の修理店でしか修理ができません。また、修理といっても本体交換になるので3万~かかります。

iPhone SE2とiPhone 8の違い

修理費が高いため放って置いたiPhone8 をよく見るとiPhone SE2とほぼ同じ形状、iPhone8からiPhone SE2に切り替える時にカバーケースをそのまま利用できたこと思い出しました。

amazonの画面修理キットを見るとiPhone 8とiPhone SE2のキットが同じパーツです。

構成表で比較してみます。

iPhone SE 2とIPhone 8 構成表

項目iPhone SE2iPhone 8
ディスプレイ4.7インチ4.7インチ
本体サイズ138.4mm × 67.3mm × 73mm138.4mm × 67.3mm × 73mm
重さ148g148g
カメラアウト1200万画素 イン70万画素アウト1200万画素 イン70万画素
CPU(SoC)A13 A11
ストレージ64GB/128GB/256GB64GB/128GB/256GB
バッテリー1,821mAh1,821mAh
OSiOSiOS
その他指紋認証搭載指紋認証搭載
防水・防塵IP67IP67
カラーホワイト/ブラック/レッドシルバー/スペースグレイ/ゴールド/レッド
価格64GB 49,280円(発売当初)64GB 52,800円(発売当初)

基本的な違いはCPUのようです。A13の方が新しく処理能力が優れていると言えます。

見分け上、大きな違いは背面のAppleのロゴの位置です。SE2は中央にロゴがありiPhone 8は中央より上側にあります。

iPhone SE2とiPhone8背面の違い

iPhone 8 分解 → iPhone SE2 へ移植作業

実際にiPhone 8から全面ガラスを取りiPhone SE 2に取り付けていきます。

iPhone SE2とiPhone 8の状態

iPhoneの状態

iPhone 8のガラス画面を外していきます。

最初にスピーカー横のねじを取り外します。

スピーカ横のねじを外す

吸盤で画面を引っ張りながらステンレスのヘラを差し込んでいきます。吸盤で引っ張ってもなかなかヘラを差し込めない場合はドライヤーで画面のふちを熱します。

ドライヤーで熱することで接着剤が溶けて画面が外しやすくなります。

吸盤で引っ張りながらへらを差し込む

少しずつピックを差し込みながらガラスを外していきます。

ピックを徐々に差し込んでいく

画面を空けることが出来たら次に本体と画面が繋がっている配線を取り外します。本体と2カ所配線が繋がっています。最初に真ん中の配線を取り外すためネジを外していきます。

画面と本体の取り外しをする

ねじを外すと繋がっている部分が見えます。コネクタ部分をヘラなど持ち上げて取り外します。

コネクターを取り外す

次に下側のホームボタンと繋がっている配線を取り外します。

ホームボタンを取り外す

配線を取り出すと画面と本体を切り離すことが出来ました。

切り離し成功

構造はiPhone 8とiPhone SE2は同じなので同様にiPhone SE2を切り離します。

iPhone SE2の本体とiPhone 8の画面を繋げてみましたが???

タッチ画面は正常の動きますが、ホームボタンが動きません。

iPhone SE2とiPhone 8のホームボタンの仕様は違うようです。

ホームボタンが動かない!

もう一度、画面を取り外し、iPhone 8のホームボタンを取り外すためカバーを取ります。

ホームボタンを取り替えます。

ホームボタンを本体が繋がっているコネクターを外します。同じようにiPhone SE2のホームボタンを取り外しました。

コネクター

もう一度、画面を戻し起動して見ます。今度は画面もホームボタンも正常に動きます。

成功

さいごに

今回、iPhone 8の画面をiPhone SE2に移植することに成功しました。予定と違ってホームボタンの付け替えがありましたが、1時間半ほどの作業で終わりました。

iPhone 8からiPhone SE2に移行した方などiPhone 8のパーツを流用できるので大変便利かと思います。今度は、インやアウトカメラ、バッテリーの移植 も挑戦してみたいと思います。