MicrodofのSurfaceはタブレット端末ですがSurfaceタイプカバーを付ければノートパソコンとして使用ができます。携帯性にすぐれファンレス設計で静かで処理もパワフル。特にビジネスの場ではその他用途性から仕事に最適なツールの候補として挙げられると思います。
しかし、2点ほどSurfaceには気になることがあります。そのひとつは電源ケーブルがよく壊れる。雑に扱っていないと思いますが…充電ができなくなります。
1度目は保証期間中に壊れたため無償交換となりましたが2度目は保証期間外のためamazonで互換品を購入しました。
二つ目が「Surfaceタイプカバー」のキーボードが反応しなくなることです。今回はキーボードが反応しなくなった場合の対処方法を紹介していきます。
目次
対処方法1 再起動と完全シャットダウン
パソコンの不具合が起きた時に最初に行うことはパソコンの「再起動」をおこないます。再起動によりメモリ内のデータなどが初期化され不具合が解消される可能性があります。
再起動で復旧しない場合は、次に「完全シャットダウン」を行います。完全シャットダウンとは、通常の再起動やシャットダウンは電源が完全に切れている状態ではありません。USB機器など通電したままの状態になっており、次に電源が入った時にWindowsを素早く起動するためにパソコン上の操作情報が保存されたままになっています。
「完全シャットダウン」により完全に電源が切れてパソコン上の操作情報もきれいになくなります。
■完全シャットダウンの方法
物理的に行う方法は
手順 ① Surface の電源ボタンを 30 秒間押したままにしてから、離します。
手順 ② 音量を上げるボタンと電源ボタンを同時に押し、そのまま 15 秒以上押し続けてから、両方のボタンを離します。
画面に Surface ロゴが短時間表示される場合がありますが、両方のボタンを少なくとも 15 秒間は押し続けてください。
手順 ③ ボタンを離した後、10 秒間待ちます。
手順 ④電源ボタンを押して離し、再度 Surface の電源を入れます。

外付けのキーボードを使用ている方は下記の手順からでも完全シャットダウンができます。
「スタート」から「電源」をクリックします。

「Shiftキー」を押しながら「シャットダウン」をクリックします。

「PCの電源を切る」をクリックします。

対処方法2 電子接続部をきれいにする
Surfaceとタイプカバーを外して再接続して端子部分がきちんと接続されていることを確認します。何回か脱着を繰り返し認識されない場合は次に接続端子を確認します。
Surfaceとキーボードカバーの接続部は電子接点がむきだしの状態になっています。タブレットとして使う人が多い場合、接続部が汚れる可能性があります。やわらかい布なので接続部分をふき取ります。もし、汚れがひどい場合や接続部に異常が感じられる場合は「接点復活剤」なども有効です。
「接点復活剤」は電気接点を活性化して通電機能を回復させる効果がありあらゆる電気機器の管理に使われ防錆の効果等もあります。
対処方法3 他のタイプカバーを接続する
もしかしたらSurfaceのタイプカバー自体が壊れている可能性もあります。タイプカバーは電源スイッチ等はありません。使用可能な時は「Fnキー」と「Capsキー」が光りますがキーボードが反応がない状態になるとキーボードが物理的に壊れているのか・ソフトウェア的問題なのか判断がしづらいため他のSurfaceに接続して確認する必要があります。
タイプカバーはSurfaceシリーズなら互換性があるので周りでSurfaceを使っている人に接続してもらいタイプカバーが壊れているのか確認します。壊れている場合あたらしい物を購入しましょう。
対処方法4 キーボードのトラブルシューティングを実行する
Windowsにはパソコン上にトラブルが起きた時に対処してくれるツール「トラブルシューティング」があります。キーボードに問題がある場合にも有効なので実行します。
①「スタート」から「設定」をクリックします。

②「更新とセキュリティ」をクリックします。

③「トラブルシューティング」をクリックします。

「追加のトラブルシューティング ツール」をクリックします。

「キーボード」をクリックして「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。

対処方法5 Windows Updateを行う
Windowsやキーボードのドライバにバグがあり動かなくなった可能性もあります。Windows Updateを実行して最新の状態にします。
「スタート」から「設定」ボタンをクリックします。

「更新とセキュリティ」をクリックします。

「最新の状態です。」と表示されていても「更新のプログラムのチェック」を行います。

対処方法6 ドライバーを削除・再インストール
Surfaceのタイプカバーのドライバーが古いもしくは不具合を起こしている可能性があります。ドライバーを削除して再インストールします。
ドライバーの削除・再インストール 方法
「スタート」をクリックして「デバイスマネージャー」をクリックします。

「キーボード」の項目でタイプカバーは正常であれば「Surface Type Cover Filter Device」と表示されます。
異常があるときは「HIDキーボードデバイス」と表示されることが多いです。右クリックで「デバイスのアンインストール」をしてパソコンを再起動しましょう。

タイプカバーが復旧しなければ、同じく「HIDキーボードデバイス」を右クリックして「ドライバー更新」を選択します。
「コンピューターを参照してドライバーを検索(R)」をクリックします。

「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します(L)」をクリックします。

「互換性のあるハードウェアを表示(C)」をクリックします。

「①Surface」をクリックして 「②Surface Type Cover Filter Device」 をクリックして「次へ」をクリックします。

「ドライバーの更新警告」が表示されますが「はい」をクリックします。

「ドライバーが正常に更新されました」と表示されます。もう一つの「 HIDキーボードデバイス 」も同じくドライバーを変更します。

もし、ドライバーに 「Surface Type Cover Filter Device」 が表示されない場合は以下からダウンロードできます。
Surface 用のドライバーとファームウェアをダウンロードする (microsoft.com)
対処方法7 Surface UEFIで Type Cover port をON・OFF
Surfaceには、BIOSに代わる新しいプログラムであるUEFIが搭載されています。基本的なハードウェアの制御項目があり、その中にタイプカバーの項目があります。Windows Updateなど何かのはずみでOFFになっている可能性があります。
Surface UEFI起動方法
シャットダウン後にボリュームアップボタンを押しながら電源ボタンを押し起動します。

「Devices」の項目をクリックして「Type Cover port」項目を確認します。
OFFになっている場合はONに変更してタイプカバーが使えるようになるか確認してみましょう。

元々ONになっている場合は一度OFFにして「Exit」から再起動します。もう一度、「Surface UEFI」を起動して再度ONにしてタイプカバーが起動するか確認します。
対処方法8 本体を初期化する
最後の手段です。本体の初期化をしてパソコンを工場出荷状態にします。これを行うとパソコンを購入時の状態に戻すことになります。初期化には2種類、「すべて削除する」と「個人用ファイルを保持する」があり「個人用ファイルを保持する」を選んだ場合、個人用ファイルは残りますが念のために重要なファイル等はバックアップ等を行ってから初期化を実行してください。
「スタート」をクリックして「設定」をクリックします。

「回復」をクリックします。

「開始する」をクリックします。

「個人用ファイルを保持する」をクリックします。

「クラウドからダウンロード」をクリックします。
※クラウドからダウンロードした方がパソコン内にに含まれているWindowsを使用しないため、初期化がより確実に行なえます。ただしデータが4G超えるのでインターネット環境によっては「ローカル再インストール」を選択してください。

「次へ」をクリックします。
「準備しています」と表示されて数分ほど待ちます。

最後に「リセット」をクリックして初期化が始まります。

最後に
今まで、Surfaceのキーボードカバーが繋がらなくなった場合、大抵の場合は①~⑦の手段のどれかを取れば解決できましたが、どうやっても①~⑦ではキーボードが復旧しない時が数回ほどありました。また初期化をしても必ず回復するとは限らないので、もし復旧しない場合はマイクロソフトの修理センター等に連絡して直すことをお勧めします。
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