こんにちは。
みなさん、整理整頓って普段から意識していますか?
「今日から始めよう!」と思ってはいても、忙しくてなかなかできない…そう思っている人もいる多いかもしれません。
今回は整理整頓のコツ「今すぐ始めよう!」に変えて習慣化するための思考の整理方法について、お話したいと思います。
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「その整理は目的に合っているかどうか?」思考の整理!
最初に考えることは「その整理が自分の目的に役立つかどうか」です。もう少し広く言うと、「理想の生活に相応しいかどうか」を想像してみてください。人は「片付けしなきゃ」と考えるよりも、「今日、帰ったら整理をすぐに始めるにはどうしたらいいか?」と具体的に考えることで、実行率が上がると言われています。
最初は、より簡単に整理に着手する方法を考えてみましょう。その時に気にした方がいいことは、整理の難易度です。これは何事にも言えることですが、これから取り組むことの難易度と所要時間を把握しておくだけで、その物事へより早く着手しやすくなります。
とはいえ、それほど難しいことはありません。ざっくりでもOKなので、次の3ステップを意識してみましょう。
・【目的】 家で快適に映画を見たい
・【難易度の把握】 全てを綺麗にしようとしたら、1時間ぐらいはかかりそう
・【具体的な行動】PCやテレビの周りを5分だけ片付けてみよう
これぐらいの目標設定で大丈夫です。
考える時間は5分ほど面倒だったら、たった1分でも構いません。片付けに着手する前にこれから始めることの目的と難易度を把握することで「整理整頓」への抵抗感が減ります。
効率化を目的にする 20秒ルールを活用!
特に整理整頓の目的は思いつかないけど「何となく片付いていない部屋が嫌だから掃除したい」。そういうこともあるでしょう。そんな時は、「効率化」を目的にしてみると、どういう整理をするかという目的が見えやすくなると思います。
ハーバード大学のショーンエイカー博士が、ご自身の著書である『幸福優位7つの法則』で20秒ルールというものを紹介しています。これはざっくり説明すると、「人は20秒以上かかることを先延ばししやすいので、習慣化したいことは20秒以内にしたほうがいい」という習慣術です。
これは逆の使い方をすることもできます。暴飲暴食や、タバコ、お酒の飲みすぎなど、やめたい悪習慣は20秒以上かかるようにすることで、とりかかるのが面倒になり、悪習慣をやめやすくなります。20秒とは言わず、できるだけ着手するのに時間がかかるように、お酒を冷蔵庫の奥の方にしまっておくとか、そもそも近くのコンビニじゃなくて、少し遠くのスーパーじゃないとお酒を変えないルールにするなども効果的でしょう。
整理整頓のフットワークを軽くするならば、家に帰ったら掃除が面倒にならないように、座らないようにする。片付けようと思った時にすぐに着手できるように、掃除道具を手をつけやすい近くに置いておくなども役立ちます。
そのようにまずは片付けに手をつけやすいようにしたら、どのように整理するかにも焦点を当ててみましょう。基本的に、習慣的に使うものなど使用頻度が高いものは、なるべく作業机の近くに置く、習慣的にあまり使わず使用頻度が高いものは遠くに配置するようにしましょう。
人は疲れてる時ほど惰性で動いてしまう生き物なので、使用頻度に合わせた家具や物の配置にすることで、勉強や仕事に集中しなければいけない時にゲームに手をつけてしまったなど、予期せぬ非効率な行動を避けやすくなるでしょう。
ブレインダンプで思考の整理!
実際に生活スペースの物を整理することの他に、「思考の整理」も重要です。「ブレインダンプ」というテクニックなのですが、1日1回は思考をメモに書きまくることを習慣にしてみましょう。
最初は「何を書いたらいいんだろう?」と迷うかもしれませんので、タイマーをつけて30秒だけ思考や感情を書きまくるということからスタートすることがおすすめです。
慣れてきたら、普段考えていることや何となく思ったこと、目的のために意識したいこと、感謝したいことなど、自然と書く抵抗感が減っていきます。そうすることで、「思考をメモに吐き出す」癖がつき、余計な不安が減ったり、感情のコントロール力も上がるので、少しずつでもいいので続けてみましょう。
また、このブレインダンプは、目標達成のテクニックとしても使えます。少しでも気になることがあったら、文字として書き出して深堀を行います。目的を達成する上で障害になりそうなことがあったら、バーッと書き出してみて、その対策をとりあえず立ててみる。
このブレインダンプの強みは、”あとから見返せること”です。もちろん、見られたら恥ずかしいような内容の場合は、そのまま捨ててしまっても構いませんが、書いたノートをそのまま持っておく、あるいはスマホで書いているならそのままデータを残しておくことで、気が向いた時に自分の文章を振り返ってみましょう。
「あの時は子供っぽいことを考えてたな」とか、「もっと前向きに考えた方が自分のためになった」など、より俯瞰して自分のことを見ることができます。これをメタ認知というのですが、自分を一歩下がって見られる人ほど、目先の誘惑に惑わされず長期的に見て満足度の高い行動をしていくことができます。
【まとめ】
- 整理を始める時は、「目的」「難易度の把握」「具体的な行動」を考えておくことで、取り組みやすくなる。
- 習慣化したい行動は20秒以内、やめたい悪習慣は20秒以上かかるようにすることで自然と最適な行動が増えて「やること」も整理できます。
- 「ブレインダンプ」で思考をメモに書きまくり思考の整理をすることで、感情のコントロール力が上がり目標達成率も上がる。