職場の人間関係を良好にする鍵はEQを高めること

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職場の人間関係は意識しなければいけないことが多くて難しく上下関係や同僚など横の繋がりも良好に保ちたいもの。今回は「人間関係」について記事にしていきたいと思います。

人間関係とEQ

EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、「心の知能指数」を意味し、最近注目されている言葉です。心の知能とは何かというと、”自分や他者の感情を知覚し、感情をコントロールする能力”のこと。” IQ(知能指数)などは昔から注目されていましたが、心の知能とは的確な言い当て方が素晴らしく感じます。

EQは1990年に米国の心理学者であるピーター・サロベイ氏とジョーン・メイヤー氏によって研究された理論で、人間関係や人生の質を高める上でも大事な要素のひとつです。


どんな人がEQが高い

「一緒にいて居心地がいい」とは言わないでも「不快感をほとんど感じない」人って周りにいませんか?こういう人達は、相手や周りの人の感情を察知するのが上手く、周りに合わせて感情コントロールして自分勝手や無神経だと思われやすい発言を避けたり適切なタイミングで相手が求めている言葉を投げかけたりできる人がEQの高い人です。


EQとIQの関係は?

一見するとIQがある人も「頭の回転が速いから、人間関係も上手いことをやるのでは」と思うかもしれませんが、実はIQが20以上離れている人同士は会話が成立しづらいと言われています。よく言われる理由としては、頭が良い人ほど「説明を省く」傾向があるため相手に伝わらず会話がすれ違ってしまうケースがあるようです。

「頭が良ければ会話を合わせることもできるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、「頭の良さ=説明力の高さ」ではなく、頭の回転が早くても説明が下手な人は世の中に一定数います。そういう意味で考えても、IQが高いだけで分かりやすく相手に説明できない人は、本当の意味で頭が良いとも言えないのかもしれませんね。

他には「開放性」といって、IQが高い人は好奇心が高い傾向もあるので、マニアックな話や深い会話になりがちだったりします。逆を言うと、IQの高さについていくには、積極的に「なぜそう考えたのか?」「どういうこと?」と相手に質問して相手が考えていることを理解する力が必要とも言えます。


そうやってお互いが歩み寄れば、IQが20以上離れていても円滑に会話を成立させることは可能と言われています。ここでいう会話を成立させる力は他の言い方をするとして「相手に合わせる力」ここに感情知性である”EQ”が関わってきます。

天才と秀才の違いは?

みなさん、「天才」と「秀才」の違いって聞いたことはありますか? 
天才は生まれつき特定の能力がずば抜けて高い人。理解力や思考力などの基礎能力やさまざまなタイプがいると思います。


それに比べて秀才は、もともとは基礎的なスキルに優れているわけではなかったが、人の何倍も努力することで天才に近い、もしくはそれ以上のパフォーマンスを発揮ができる人です。

天才に勝つための鍵 クリティカルシンキング

秀才は「クリティカルシンキング(常識や思い込みを疑う力 悩む力)」が高いと言われています。天才は秀才と比べて少ない努力で上手くできてしまうことが多いので、それが思い込みを加速させて柔軟な思考力の妨げになってしまうことが多いと言われています。つまり、クリティカルシンキングを向上させることが天才を超えるためのひとつの鍵となるスキルとも言えるかもしれないという事です。

少し前置きが長くなりましたが、私が伝えたいことはIQや天才的な能力は、その人のEQである感情コントロール力の高さを決定するものでないということです。先ほど話したクリティカルシンキングと一緒で、後天的に鍛えていくことができます。


クリティカルシンキングとEQの関係

なぜ、クリティカルシンキングの話を挟んだかというと「常識や思い込みを疑う力 悩む力」があることで、世の中にはさまざまな価値観を持った人がいるということを柔軟に理解できるので、それが感情をコントロールするための大きな助けになるからです。

職場などの人間関係でも「同じ仕事をしているんだから分かってくれるはず」とか「それぐらい常識だから分かってくれないと」という思い込みを防ぐためにも、この「クリティカルシンキング」や「EQ」が大事になってきます。

EQを高めていくために

EQを高めていくための前提として「多様な価値観を受け入れること」また多少の受け入れづらいことでも「理解する努力をしてみること」が大切です。

それができた上で、EQを高めるためにも相手を観察して微妙な心の変化を読み取る練習をしてみましょう。

相手の感情の機微を読み取るコツとして、相手の声のトーンの変化を注意深く聞いてみましょう。実は、特殊な訓練を積んでいない一般人が相手の考えを見抜ける確率は、コイントスと同じぐらいと言われているので、それを頼りに相手の思っていることを決めつけるのは、かなりリスクがあると思います。


比較的に声のトーンは相手の感情を読み取るのに役立つと言われています。余程、演技関係の訓練を積んでいるなど、発声のコントロールに優れた人でない限り、どうしても声に感情は乗ってしまいます。もちろん、その人の性格によっては声に感情が乗りづらい人もいると思いますが、分かりやすい目安にはなるでしょう。

他にも感情の揺れ動きが多い作品、海外ドラマ、純文学などに触れることによって、EQを鍛えることができると言われています。EQは磨いた分だけ、コミュニケーションの質も上がりやすくなり、職場の人間関係での余計な衝突だけでなく、プライベートでも周りの人を思いやりを持って接しやすくなるので、積極的に高めていきましょう。


まとめ

  • クリティカルシンキングで常識や思い込みを疑うこと
  • 相手を注意深く観察してEQを高める練習をする
  • 感情の変化を読み取るときは声のトーンを観察してみる
  • 感情の揺れ動きが多い作品や海外ドラマ、純文学などに触れてEQを鍛えてコミュニケーションの質を高めよう