Windowsユーザーにとって、「長いファイル名」が原因で削除できないという問題は時折発生します。

原因としては、エクスプローラーのファイル名やフォルダ名のパスの長さに制限があり、何らかの要因で制限を超えて長いファイル名を作成したためエラーで削除できなくなってしまった状況です。
この厄介な状況に立ち向かうための効果的な対処法を紹介します。
以下に、具体的な手順と注意点を整理してみました。
目次
簡単な手動削除方法
最初に試すべきは方法は手動での削除です。
以下の手順を追ってみましょう。
・長いファイル名を持つファイルを右クリックし、「削除」を選択します。
・ファイルが削除できるか確認します。

ファイル名の変更をする
次に試す手段はファイル名を変更して見ることです。
・ファイル名を右クリックして「その他のオプションを確認」→「名前の変更(M)」をクリックします。
・ファイル名を変更できるか確認して見てください。

コマンドプロンプトで削除する
コマンドプロンプトを使うと、ファイル名の長さに関係なく削除できることがあります。
Windowsの検索窓に「cmd」と入力して「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」で起動します。

del /<ファイルパス>と入力し、Enterキーを押します。

<ファイルパス>は対象ファイルを右クリックして「パスのコピー」でコマンドプロンプトに貼り付けることができます。

Win32 長いパスを有効にする
ファイルのパスが長すぎてもエラーにならないようにグループポリシーを変更します。
Windows検索に「gpedit.msc」と入力して「開く」をクリックします。

「コンピューター構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「ファイルシステム」を開きます。
ファイルシステム内の「Win32の長いパスを有効にする」をクリックします。

「有効(E)」にチェックを入れて「適用(A)」をクリックします。
パソコンを再起動してファイルを削除してみましょう。

さいごに
以上がWindowsで長いパス名を持つファイルやフォルダを削除するための主な方法です。上から順に通常の方法でファイルを削除できるか確認してコマンドプロンプトで削除できるかシステム設定を変更して削除できる確認して見てください。