パソコンにログインをする時にパスワードを使ってログインをすることが一般的だと思いますが、パスワードの入力は面倒!ただでさえWEB系のサービスを使用することによってどんどん使用するパスワードが増えてきます。会社と個人で使っているの合わせると数十個以上のパスワードを管理しているという方は多いかと思います。今回は少しでもパスワードからの解放とキーボード操作の盗み見を防止してセキュリティの向上を目指しWindows Helloの使い方を紹介していきます。
Windows Helloとは
Windows HelloとはPINや顔認証、指紋認証、虹彩認証などの生体認証を使ってWindowsにログインする方法です。Windows 10からの搭載された機能でパスワードを使わずに簡単で安全にログインすることが可能になります。
近年ではスマホで顔認証や指紋認証で画面ロックを解除するのが当たり前になってきていますが、それがWindowsでも搭載されてきました。顔認証や指紋認証はカメラや読み取り機器が必要ですがノートパソコンなら標準で搭載されていることが多くなりました。(顔認証についてはWEBカメラが顔認証対応のカメラである必要があります。ノートパソコンでも対応していない場合があります。)
指紋認証を設定する
「①スタート」をクリックして「設定」をクリックします。

「アカウント」をクリックします。

「①サインインオプション」をクリックして「Windows Hello 指紋認証」をクリックします。

設定できない場合「このサインインオプションを使用するには、パスワードを追加する必要があります。」と表示される場合は「パスワード」をクリックしてログインパスワードを設定してください。
(Windows Helloを使うためにはアカウントにパスワードを設定する必要があります。)

「セットアップ」をクリックします。

「開始する」をクリックします。

パソコンに付いている指紋センサーにタッチします。

指紋認証指を乗せます。

指を動かしながら指紋を認証させていきます。

別の角度からの指紋認証を求められますので「次へ」をクリックして

別角度を求められますので灰色部分をブルーになるように認識させていきます。

指紋が認識されました。別の指を追加する場合は「別の指を追加」をクリックします。
次にPINの設定するために「PINの設定」をクリックします。

アカウントの「①ログインパスワード」を入力して「②OK」をクリックします。

「①PIN」を設定して「②OK」をクリックします。
(PINとはPersonal Identification Numberの頭文字を取った略で簡単に言うと暗証番号のことです。)

以上で設定の完了です。
ドメインユーザーの場合の設定方法
ドメインユーザーの場合「問題が発生しました。後でやり直してください。」と表示されて設定ができません。これはドメインユーザーの場合、PINの設定がOFFになっているためエラー表示されています。PINを有効にすれば使えるようになりますので設定方法を紹介していきます。

タスクバーの「①検索窓」をクリックして「②グループポリシー」と検索すると「③グループポリシーの編集」と表示されますのでクリックします。

「管理用テンプレート」→「システム」→「ログオン」をクリックします。

「便利なPINを使用したサインインをオンにする」をクリックします。

「①有効」にチェックを入れて「②適用」をクリックします。

パソコンを再起動後にサインインオプションの画面に行くとWindows Hello指紋認証のセットアップができるようになっています。あとは見出しの「指紋認証を設定する」を確認して設定してください。

最後に
いままでパスワードでパソコンにログインしていた方は指紋を認証機器に乗せるだけでログインできるようになります素早くログイン出来てセキュリティもパスワードよりも高い。スマホでは当たり前の設定です。
ノートパソコンでは認証機器が標準で付いていることが多いですがデスクトップPCなどは外付けが必要になります。数千円台で購入できますのでパソコンを指紋認証に対応させたい方は検討してみてはいかがでしょうか。