私たちの日常生活において、コンピューターは不可欠な存在となっています。仕事、学習、娯楽など、さまざまな場面でその重要性は増す一方です。しかし、この便利なツールには予期せぬトラブルが付き物です。
システムのクラッシュやマルウェアの感染、誤った操作によるデータ損失など、数多くのリスクが潜んでいます。これらのリスクからシステムを守るためには、定期的なバックアップが不可欠ですが、それだけでは十分ではありません。
ここで重要になってくるのが、Windowsの「復元ポイント」機能です。
この機能を用いることで、システムを以前の安定した状態に戻すことが可能になります。この記事では、そのような状況に備え、Windowsの復元ポイントを作成し、使用する方法について詳しく解説します。
万が一の時に慌てることなく、迅速に対処できるようにするための知識とスキルを身につけましょう。
Table of Contents
Windows 復元ポイントとは?
Windowsの復元ポイントは、システムの設定、プログラム、レジストリ設定などを特定の時点で保存する機能です。何か問題が発生した時に、このポイントにシステムを戻すことで、問題発生前の状態に復元することができます。
復元ポイントの作成手順
Windowsの検索ボックスから復元ポイントを開く
「検索ボックス」に「復元ポイント」と入力し表示された「復元ポイントの作成」をクリックします。
システムのプロパティ
システムの保護が有効になっているドライブの復元ポイントを今すぐ作成します。「作成(C)..」をクリックします。
復元ポイントの作成
復元ポイントの名前を入力します。何のために復元ポイントを作成したかを、記入しておきましょう。「作成(C)」をクリックします。
完了の確認
「復元ポイントを作成しています。」が数秒ほど表示され「復元ポイントは正常に作成されました。」と表示されます。「閉じる(C)」ボタンをクリックして復元ポイントの作成の完了です。
復元ポイントを使用する場合
システムに問題が発生した場合、以下の手順で復元ポイントを使用します。
復元ポイントを作成した時と同じようにシステムのプロパティを開きます。
システムの復元項目から「システムの復元(S)…」をクリックします。
システム ファイルと設定の復元から「次へ(N)」をクリックします。
復元したい復元ポイントをクリックして「次へ(N)」をクリックします。
さいごに復元ポイントの確認で「完了」をクリックして復元が開始されます。
Windowsが起動しない場合 自動修復メニュー
Windows 自動修復メニューは、Windows が正常に起動しない場合に表示されるメニューです。このメニューでは、Windows の起動に関する問題を解決するためのさまざまなオプションが提供されます。たとえば、スタートアップ修復、システムの復元、コマンドプロンプトなどです。Windows 自動修復メニューを表示するには、次の手順に従ってください。
①Windows が起動しない状態で、電源ボタンを押してコンピューターを再起動します。
②コンピューターが再起動すると、Windows ロゴが表示される前に、F8 キーを繰り返し押します。
③Windows 高度なオプションメニューが表示されたら、「トラブルシューティング」をクリックします。
④「詳細オプション」をクリックします。
⑤「システムの復元」をクリックします。
あとは「システムファイルと設定の復元」が表示されますので復元ポイントを選択して復元を実行します。
まとめ
Windowsの復元ポイント機能は、予期せぬトラブルからシステムを守る重要なツールです。定期的に復元ポイントを作成し、万が一の事態に備えることで、安心してコンピューターを使用することができます。簡単な手順でシステムの安全を確保しましょう。