Windows 10 高速化 4つの設定とデスクトップの整理を行いましょう!

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Windows 10が2015年に発売されてから、早いものでかなりの時間が経ちましたね。最初は快適だったパソコンの動作も、時間が経つにつれて少しずつ重くなることがあります。そんな時、新しいパソコンを買おうかな、と考える方も多いかもしれません。

最近はパソコンが手頃な価格で手に入るようになりましたが、時には半導体の不足や受注生産のために、すぐには手に入らないこともあります。私たちにとって、できるだけ長く物を大切に使い続けることは、環境にも優しい選択です。

そこで、新しいパソコンを考える前に、Windows 10の設定を見直して、パソコンを快適に使い続けるための方法を4つご紹介します。パソコンを少しでも軽快にするためのヒントが、皆さんのお役に立てれば幸いです。

① これが一番効果的「クイックアクセス」を停止する

クイックアクセスとは「エクスプローラー」を開いたときに左上に表示される、よく使うフォルダやファイルの一覧です。

Windows10では最近使用したものを自動的に集めてくれます。

クイックアクセス画面

よく使うファイルやフォルダはショートカットを作ってアクセスしている方が多いのではないでしょうか。

中には「クイックアクセス」を全く使っていない方も多いはずです。

クイックアクセスの機能をOFFにする方法は、エクスプローラーを開き「表示」タブをクリックして「オプション」をクリックします。

エクスプローラーオプション

「ブライバシー」の項目にある

「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」と「よく使うフォルダをクイックアクセスに表示する」のチェックを外し「適用」をクリックして設定の完了です。

フォルダーオプション プライバシー設定

この設定を変更することによりフォルダやファイルを開いたりするときに動作がサクサク動くようになります。

② 不要なスタートアップを止める

「スタートアップ」に登録されているソフトはパソコンが起動されると自動的にソフトが起動される仕組みになっています。

パソコンを長く使っていると一時的に使用していたソフトや一度も使用したこともないソフトなど、不必要なソフトが起動している時ことがあります。

使わないソフトは起動しないように設定をしていきます。

最初にタスクマネージャーを起動します。キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「ESC」キーを同時に押すと起動して「スタートアップ」のタブをクリックします。

スタートアップ

無効にしたいアプリを選択して「無効化」をクリックしていきます。(特に使っていないクラウドサービスなどはOFFにしましょう)

スタートアップ無効化

③バックグラウンドアプリをOFFにする

バックグラウンドアプリとはデスクトップ上の操作をしていても存在を意識することもなくシステムの後ろ側で動くアプリです。

主に情報の更新や通知、送受信など行っています。 バックグラウンドの動作が多いとパソコンは遅くなります。

不要なアプリは動作しないように設定をしていきます。

「Windows」ボタンから「設定」をクリックします。

Windows 設定

「プライバシー」をクリックします。

Windows プライバシー

下へ移動すると「 バックグラウンド 」をクリックします。

Windows バックグランドアプリ

ここで使用していないアプリをOFFにしていきます。

バックグランドアプリ

④アニメーション効果と透明設定をOFFにする

最後にアニメーションと透過機能をOFFにします。アニメーションはウィンドウを最小化したり最大化する時に使われている機能でOFFにするとウィンドウ がふわっと表示されていたのが瞬時にパット表示されるようになります。

透過設定は「タスクバー」や「設定」画面など透過していたのがなくなります。

Windows 透過設定

「Windows」ボタンから「設定」をクリックします。

Windows 設定

「簡単操作」をクリックします。

Windows 簡単操作

「ディスプレイ」の項目を下の方に移動すると

「Windowsにアニメーション表示する」と「Windowsの表示に透明性を適用する」の二つをOFFにします。

アニメーションと透過性

最後にデスクトップの整理整頓を行おう!

デスクトップ上にたくさんのファイルを置いている人がよく見かけます。

中には重たいビデオファイルを置いている方やたくさん写真が入ったフォルダを置いている方もいます。

デスクトップ上にファイル・フォルダを置くとパソコンの起動が遅くなります。

■Windowsの起動時間を計測する「BootRacer」で実験してみました。

 デスクトップに※500M分のファイル・フォルダを置いてみました。
( ※iPhoneの写真1枚が1M~2Mです。)

パソコンの起動時間 40秒

パソコンの起動時間①

実験② 1000M分のファイル・フォルダを置いてみました。
パソコンの起動時間 52秒

パソコンの起動時間②

実験③ デスクトップをファイル・フォルダをおかずにショートカットのみで構成した。
パソコンの起動時間 20秒

パソコンの起動時間③

結果として

デスクトップにファイルフォルダ          500M  起動時間 40秒
デスクトップにファイルフォルダ            1000M  起動時間 52秒

デスクトップにはファイルのショートカットのみ         起動時間 20秒

今回の実験結果からデスクトップにファイルの容量が増えていくことによって起動時間が遅くなることがわかります。

今回は起動時間のテストですがファイルをたくさんデスクトップにおいて置くと何よりもファイルを探す手間が増えます。

少しでも快適なパソコン環境にするならデスクトップにファイル・フォルダは直接置かないでショートカットを置くようにしましょう。