Excelで出力したバーコードを読み取るための機材として、スマホを使用してバーコードやQRコードを読み込むアプリを使うとスキャンを行うことができます。
スマホの場合は、画面を開きアプリを立ち上げてスキャンする必要があるため数個スキャンする場合でしたら、それほど手間に思わないでしょうが、もしバーコードを数100個スキャンする必要がある場合は大変な作業になります。
仕事などで連続してスキャンする場合は一般的に売られている数千円程度のバーコードリーダーを導入すれば大きく作業効率が上がります。
基本的に専用のドライバーが不要なため、バーコードリーダーをパソコンに接続すれば何も設定することなく使用することが可能です。
今回は、バーコードリーダーの端末の選び方「ワイヤレスタイプ」、「USBタイプ」、「カバータイプ」のバーコードリーダーの紹介を致します。
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端末の選び方
基本的な選び方としてはQRコードを読み込むことがあるのかないのかバーコードリーダーの中にはQRコードを読み込めないタイプもあります。1次元コードのみ対応なのか2次元コードも対応することが可能なのか確認するといいでしょう。
1次元コード 黒と白のバーで構成されているバーコード
2次元コード 四角い形で白黒のまだら模様のコード
もう一つが有線タイプかワイヤレスタイプか?
有線タイプはコードがあるためスキャンするための範囲があります。USB延長などを使って範囲を広げることができますが、有線タイプ一番の欠点が配線が邪魔なことなので延長してまでも使う理由はないと思います。
ワイヤレスタイプだと数メートル離れていてもスキャンができます。ワイヤレスタイプの中には数百件スキャンデータを端末内に保存できるものもあるため、近くにパソコンがなくても使用できるものもあります。ワイヤレスタイプの弱点はやはり充電が必要なことが挙げられますが、USBで充電しながらでも使えます。バッテリーがダメになってもUSBを差しながら有線タイプとして使えたりもするのでUSBタイプを選ぶ理由としては、価格面が若干安いだけだと思います。
ワイヤレスリーダーの紹介(BAOSHARE バーコードリーダー )
1次元から2次元のバーコードをスキャンすることができパソコンからiOSとAndroidに対応しています。読み取り性能も良く、端末内にデータを保存することも可能です。
付属物
バーコードリーダー本体、USBケーブル、Bluetoohsのレシーバー、説明書が入っていました。
バーコードリーダーのパソコンとの接続方法
充電ケーブルを使いバーコードリーダーとパソコンを接続するとそのままバーコードリーダーを充電しながらスキャンすることも可能です。
ワイヤレスで接続する場合は付属のマニュアルに「ワイヤレスベアリング設定とBluetoothべアリング設定」のQRコードをワイヤレスリーダーでスキャンをしてパソコン側の「設定」から「デバイス」を開き「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加するをクリックして「BarCode Scanner HID」が表示されますのでクリックして接続をします。
①「Windows」ボタンから「設定」をクリックします。
②「デバイス」をクリックします。
③「Bluetoothまたその他デバイスを追加する」をクリックします。
④この時にバーコードリーダー側でベアリング設定のQRコードを読み込みます。(リーダーが緑と青に交互に点滅します)「BarCode Scanner HID」が表示されたらクリックして接続の完了です。
基本的な使い方とデータの端末内保存について
基本的にはBluetoothで接続している場合、何もノイズが入らない状態で8メートルぐらいの範囲でパソコンと接続が可能です。(工場内で使う場合は、機械のノイズとか入らないのかチェックした方がいいです。)
パソコンと接続中の場合はブルー点灯している
パソコンと距離が離れている場合はブルー点灯していた部分が消灯します。
この状態の時にバーコードをスキャンすると端末内に保存されます。端末内に保存されたデータをExcelに移す場合は説明書に書かれている作業モードの設定で「データのアップロード」のQRコードを読み込むことでデータをExcelに移すことができます。端末内のデータの削除も説明書内のデータ削除のQRコードを読み込むことでデータを削除することができます。
基本的な使い方としてはバーコードをスキャンする時は、端末の丸いボタンを押すことでバーコードをスキャンすることが可能です。
ボタンを押さずにスキャンができる自動認識モードが搭載されています。手動スキャンと自動スキャンの切り替えは説明書のQRコードを読み込むことで設定を変更できます。
この端末は基本的に設定を変更する時は、説明書のQRコードを読み込むことで設定を変更することが可能になります。
Bluetooth バーコードリーダーの注意点
Bluetooth バーコードリーダー はバッテリーを搭載しているため一度、充電すると数日使えますが、バッテリーの弱点として高温と低温に弱いことが挙げられます。夏の高温時に日の当たる場所に置いておくと極端にバッテリーが消費して使えなくなることがあります。同じように寒い環境でも同じことが起きます。
マイナス気温の環境で使う場合はカイロ等で温めながら使う手段もありますが、急激な温度差でバーコードリーダー内部が結露して機械の故障に繋がることがあります。屋外で使う場合は製品がどれくらいの温度に耐えれるのかチェックする必要があります。
バーコードリーダー USBタイプ
USBタイプのバーコードリーダーはUSBをパソコンに接続するだけでスキャナーとして利用ができるようになります。USBコードの長さは1メートルほどのものが多いですがUSBの延長ケーブルを利用することが可能で行動範囲を広げることができます。
Bluetoothタイプとの違いは見た目が頑丈なものが多く感じられ少々の高さから落としても壊れない感じがします。スキャナの感度等は Bluetooth と違いはそれほど感じられませんがUSBタイプの中で比較的に安いものはスキャナの感度が少し悪いものもあります。
スキャナする場所がパソコンの周りに決まっていて配線が邪魔にならないならUSBタイプの方が落としても壊れずらくスキャンボタン等がしっかりしているものが多いのでスキャンがしやすいと思います。
バーコードリーダー カバータイプ
バーコードリーダーで少し変わっているのがカバータイプです。スキャナにiPhoneやAndroidスマホをくっつけることができます。スマホとは Bluetooth で接続してアプリやExcelやスプレットシートなどを起動すればバーコードで読み込んだ値を入力することができます。
バーコードリーダーに小型のコンピューターが付いたハンディスキャナーは数十万するものがおおいですがスマホと連帯すれば数千円で同じことができます。
カバータイプを使う場合。iPhoneやAndroidなどでバーコードと連帯するシステムをつくる手段としておすすめな方法がGoogleのスプレットシートや同じくGoogleのフォームを使えば、簡単にバーコードリーダーのシステムをつくることが可能になります。
以上で、バーコードリーダーの購入を検討している方の参考になればと思います。
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