EXCELは、表計算やグラフ作成などに便利なソフトですが、時々「応答なし」という状態になってしまうことがあります。
これは、EXCELが処理に時間がかかっているときや、メモリ不足などの原因で起こることが多いです。
とくに多いのが、複数のEXCELを同時に動かしている時や重い処理をした瞬間に画面が真っ白になってEXCELが「応答なし」の状態に…
大量のデータを検索中に固まった例
ずっとそのままにして「応答なし」が直るかもと待つが回復することは、ほぼありません。EXCELの資料の作成に時間をかけているほど、強制終了にためらいます。
幸いにもEXCELには、「ドキュメントの回復」機能があります。これはエクセルが異常終了した時などにファイルの回復を試みる機能です。
確実に元の状態に回復するわけではありませんが、「応答なし」をずっと待つよりましです。
今回、EXCELが「応答なし」になった場合の強制終了方法とドキュメントの回復方法、そして、ドキュメントの回復が表示されなかった場合の対処方法などを紹介していきます。
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「応答なし」EXCELの強制終了方法
EXCELが応答なしになった場合、ほぼ、回復しませんが本当に時間が掛かっている場合もありますので、数分ほど待ってみましょう。
数分ほど待って回復しない場合は、タスクマネージャーを起動してEXCELを強制終了します。
Windowsのタスクバー部分を右クリックして「タスクマネージャー」を起動します。
プロセスの中に「Microsoft Excel」の項目がありますので右クックして「タスクの終了(E)」をクリックします。
これでEXCELが強制終了することができます。
EXCELドキュメントの回復
強制終了後にEXCELを起動すると「ドキュメントの回復」が表示されますので、回復したいファイルをクリックしてEXCELを起動します。
もし、ドキュメントの回復が表示されない場合は、
C:\Users\「ユーザー名」\AppData\Roaming\Microsoft\Excelのフォルダを探してみます。ここにEXCELの自動保存のファイルが保存されています。
自動ファイル保存の設定
EXCELの自動保存の設定は
「ファイル」→「オプション」を開きます。
①自動保存の間隔を変更します。デフォルトは10分ですが、間隔を短くしたい場合は1分ごとまで変更できます。
②自動回復保存のファイルの場所がわからない場合はここで確認ができます。
さいごに
ビジネスで利用することが多いEXCELですが、応答なしになってデータが台無し。時間を無駄にしてしまうことも多いですが、EXCELの設定を確認して自動回復方法をあらかじめ調べておくとムダな時間を失くせる可能性もあります。