外出先や出張先のパソコン作業をどのように行っていますか。社内や自宅の作業では作業効率化のためにディアルモニターで作業をしている方も多いのではないでしょうか。
マイクロソフトの研究ではディアルモニターは9%~50%作業効率化上がるそうです。その他にも技術コンサルの調べでは平均42%の生産性が向上するとの報告もあります。
たしかに資料作成やデータ入力など一度、ディアルモニターで作業するとシングルモニターには戻れないほど作業が効率的になります。
おこなう作業によると思いますがデスクワークでシングルモニターよりディアルモニターの方が生産性が高いことは明らかだと思います。
外出先や出張先の作業でも、作業効率化やプレゼンのためモバイルモニターを使っている方などいると思います。
モバイルモニターは価格が高く持ち運べるとはいえ重たいものも多く配線などもかさばることが多いです。
そこで、おすすめなのがiPadなどのタブレットを外部モニターにする方法です。タブレットは軽く電源などの配線が不要で単体としても作業ができます。今回は各種端末を使ってマルチディスプレイの環境を構築する方法を紹介していきます。
Table of Contents
無料のマルチディスプレイ環境構築ソフト「spacedesk」
マルチディスプレイ環境を構築するためのソフトでおすすめなのが無料で使える 「spacedesk」 です。
このソフトはiPadだけでなくiPhoneやAndroid端末、Chromebook、Macでも利用が可能で、何よりもWindowsパソコンを外部モニターにすることも可能なので不要なノートパソコンの再利用にも使えます。
spacedesk のダウンロードとインストール (Windows)
Windowsの設定は下記リンクから spacedesk をダウンロードします。
「Download」をクリックします。
お使いのWindowsのバージョンに合わせてソフトをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをクリックして起動します。
セットアップウィザードのウィンドウが表示されますので「Next」をクリックします。
ラインセンスの確認をして「I accept the tems in the License Agreement」にチェックを入れます。
インストールフォルダを指定して「NEXT」をクリックします。
ファイヤウォールの設定の例外に「spacedesk」を追加して「Next」をクリックします。
「install」をクリックするとしてWindowsのユーザーアカウント制御の画面が表示されますので「OK」をクリックするとspacedeskのインストールが始まります。(数分ほどで終わります)
「Finish」をクリックしてインストールの完了です。
spacedesk のダウンロードとインストール iPad
次にiPadにspacedeskアプリをインストールしていきます。
https://apps.apple.com/jp/app/spacedesk-multi-monitor-app/id1069217220
Android Google Play (Androidタブレットでもできます)
https://play.google.com/store/apps/details?id=ph.spacedesk.beta&hl=ja&gl=US
AppStoreでアプリのページを開き「入手」をタップします。
「インストール」をタップします。
Apple IDのパスワードを入力して「サインイン」をタップします。
アプリのインストールが終わりましたら「開く」をタップして完了です。
spacedesk でWindows PCとiPadの接続
アプリを開くと接続の許可を求められますので「OK」をタップします。
spacedeskが設定済みの接続先が表示されていますので、タップするとパソコンを接続され外部ディスプレイとして認識がされます。
Windowsの画面を右クリックして「ディスプレイ設定」を開きます。
配置先を設定してiPadの外部ディスプレイ化の完了です。
あると便利なアイテム 折り畳みスタンド
iPadをサブディスプレイにするにあたり必須ともいえるのがスタンドです。
100均でも、いろいろな種類のスタンドが売っていますが、素材がプラスチック製のことが多いです。カバンの中に入れて持ち運びある場合やお客さんにプレゼン用途で使う場合は金属製のスタンドを購入するといいと思います。
おすすめは折り畳みの出来るもので使用しない時は小さくすることができます。
spacedesk つながらない・接続できないを解決する
spacedeskが繋がらないは、各端末がネットワークに繋がっていることを確認します。特に注意点してほしいことが、接続する端末は、同じネットワーク内(セグメント)にいる必要があります。
例えば、パソコンはLANケーブルに接続していて、iPadはWiFiの場合はネットワークが違うため接続できない可能性があります。
その他にパソコンのファイヤウォールがブロックしている可能性があります。一度、ファイヤウォール切断して繋がるかどう確認してみてください。
最後に
spacedeskは最大10台まで接続が可能なようです。動画等を動かしてもカクカクすることはないので、サブディスプレイ以外にもiPad9台繋げてサイネージに使ったりすることができると思います。
iPadなどタブレットをサブディスプレイにするアプリは多くありますが有料版が多いので、無料でこれだけの高性能なアプリは他にないと思います。外出先での作業効率化、モバイルモニターなどを購入を考えている方は、ぜひ spacedesk を使ってみてください。
持ち運びに便利!iPad・スマホスタンド