問題が深刻化する前にハドルミーティングを活用しよう。

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日々の業務では「気になること」「ちょっとした疑問」など小さな問題が次々と出てきます。こうした課題を放置すると、後になって大きなトラブルにつながることもあります。早い段階で気づき、チーム全体で共有できれば被害が広がる前に軌道修正ができます。本記事では、短時間で集中的に話し合う ハドルミーティング の意味とメリット、実践するときのポイントについてわかりやすくまとめます。

ハドルミーティングとは

ハドルミーティングは、アメリカンフットボールで選手たちがプレーの合間に円陣を組んで次の作戦を確認し合う「ハドル」という集合に由来する言葉です。フィールドで選手同士が声を掛け合うことで一体感や自信を高め、ミスや混乱を防ぐ効果があるように、ビジネスでも短時間で集中的に情報共有や意思決定を行うミーティングとして広く採用されています。

通常の会議と異なり、ハドルミーティングは 必要な時に、必要な人が、必要な時間だけ集まる ことを目的としています。業務開始前や問題が発生した時などに行い、進捗状況や問題点を共有することでチームの一体感を高めながら迅速な意思決定を可能にします。

アメリカンフットボール

従来の会議の課題

会議している風景

一般的な定例会議では、リーダーが一方的に話し続けたり議題が脱線したりして、参加者が自らの意見やアイデアを出しにくい場面が少なくありません。こうした会議では重要な意思決定が遅れ、具体的な行動計画が立てにくいことも問題です。さらに、問題が発生してから次の会議まで時間が空くため、小さな問題が深刻化するリスクがあり、プロジェクト全体に影響を及ぼすこともあります

ハドルミーティングが問題解決に役立つ理由

問題を解決する

ハドルミーティングは、従来の会議の課題を解決するために生まれた手法です。特徴は以下のとおりです。

  • タイミングと参加者を柔軟に調整できる – 必要な時に必要な人だけ集まるため、小さな問題を早期に共有し、その場で解決策を検討できます。
  • 議題が終わればすぐ解散 – 討論すべき内容が終わったら会議を終了できるので、余計な雑談や脱線を防ぎ、集中して議論できます。
  • 短時間に集中することで生産性が向上 – 会議が短くなることで、参加者が他の業務に早く戻れるだけでなく、時間の制限があるため議論の質も高まります。
  • チーム内コミュニケーションの強化 – 定期的に短時間の情報共有を行うことで、チーム全体の状況を把握しやすくなり、一体感が生まれます。

ハドルミーティングに向いている会議の種類

ミーティングの相性

ハドルミーティングは、通常の定例会議の代わりに活用できるだけでなく、以下のような会議に特に向いています。

会議の種類概要
意思決定企画案や意見を出し合い、最終的に決裁者が判断を下すための会議
情報共有各メンバーの進捗や問題点を報告し、今後のスケジュールを調整する会議
意見・アイデア出し特定のテーマに対して自由に意見やアイデアを出し合う会議
問題発見・解決問題の原因を取り除き、解決策を検討する改善ミーティング

このうち、特に情報共有やスケジュール調整を行う会議と相性が良いとされています。必要なタイミングで短時間のミーティングを行うことで、定例会議よりも効率的に状況を把握できます。

定例会議の時間を削減する方法

ミーティング時間を削減するために

ハドルミーティングはおおよそ 10〜30分程度 の短時間で実施され、議題が終わればすぐに解散します。特に情報共有やスケジュール確認が目的の会議では、必要に応じてハドルミーティングに置き換えることで、定例会議の時間を大幅に削減できます。短時間で集中して議論することで参加者は関連性の高い情報に集中でき、迅速に意思決定を行えます。

ハドルミーティングを取り入れることで長時間の会議が減り、他の業務に使える時間が増えるため、組織全体の生産性向上につながります

ハドルミーティングの実施ポイント

ミーティングのポイント

ミーティングを成功させるために、以下のポイントを意識しましょう。

  • 小規模なチームで行う – 参加者が多いとスケジュール調整が難しく、会議室の確保も課題になります。少人数で実施すれば、調整が容易で場所に縛られません。
  • 場所にとらわれない – 会議室が空いていない場合はスタンディングスペースやオープンエリアで開催しても構いません。立って行うことで集中力が高まり、時間短縮にもなります。
  • 時間を決める – 10分程度の短いミーティングであっても、議題や目的を明確にしておくとムダがありません。
  • 必要な情報を事前に共有 – ミーティングの前に資料や数字を共有しておけば、当日は議論に集中できます。

「ハドルミーティングまとめ」

定例会議では素早い対応ができず問題が深刻化することがあるため、 機動力重視のプロジェクト ではハドルミーティングが効果的です。必要な時に必要なメンバーだけ集まり進捗や課題を共有することで、次の方針を迅速に決められます。数十分という時間制限があるため脱線が少なく、効率的な会議を実現できます。

働き方改革の一環として、情報共有型の会議を定例会議から「ジャストインタイム」のハドルミーティングへ切り替え、チーム全体の生産性向上に役立ててみてはいかがでしょうか。