散歩など明確な目的もなくのんびり歩いている時に、ふとアイデアがひらめくことがないでしょうか?
アメリカのスタンフォード大学の研究で歩いているときの創造性は座っている時よりも60%アップすることが判明しています。
アイデアなどを発散するようなミーティングにウォーキングミーティングはいかがでしょうか。
ウォーキングミーティングとは
ウォーキングミーティングとは、文字通り歩きながらミーティングをすることです。公園や自然の中で歩きながら議論することによって、話し合いだけでなく健康も手にいれることができる一石二鳥のミーティング方法です。

偉人たちも利用したアイデア発想法
Appleの故スティーブ・ジョブズは、長時間の散歩をすることで有名です。散歩中にアイデアを発想するためにブレーンストーミングをよく行っていたそうです。
FaceBookのマーク・ザッカーバーグも初めての人と会うときや、新しいアイデアを話し合う際にウォーキングミーティングをよく利用していたそうです。
他にもベートーベン、空海、福沢諭吉といった偉人たちも習慣として利用していたと言われています。

コロナ禍によりミーティングが増えた
特にコロナ禍により、社外の人を中心にビデオ通話でミーティングをすることが多くなりました。
社内のミーティングは、飛沫防止のパーテーションで区切られたミーティング。会議室が足りなくなり新設した企業も多いのではないでしょうか。
新設できない企業ではサテライトオフィスを利用する企業も増えたと思います。特に社内のミーティングは、ビデオ通話やパーテーション越しになったことにより、コミュニケーションがとりづらくなったと思います。

コミュニケーション不足になる理由
ビデオ通話では、特に違和感をおぼえるのは相手の目が合わないことだと思います。
結構、視線って大切だと感じる瞬間でもあります。
特にビデオ通話の場合、多人数になればなるほど一人一人の画面が小さくなります。画面共有など行うとほとんど、相手が何しているのかわからなくなります。
話す方も相手の反応がわからないので、不安になることもしばしばあると思います。

コミュニケーションへの効果
コミュニケーション不足を感じたときに特に力を発揮するのがウォーキングミーティングです。
会議室でパーテーションに囲まれてミーティングするよりも、外に出て歩きながら行うことにより、ストレス発散や気分のリフレッシュにもつながります。
最初は相手とおしゃべりする感覚で身近なことや歩いている道に見えている風景などたわいもないことを話すうちに、どんどん気軽に話すことができるようになり、相手と心の距離を縮めるのに一役買ってくれます。
ウォーキングミーティングでは、大人数で行うことは不向きではありますが、1 on 1 で相談ごとを行ったりするのにもいいのではないでしょうか。

健康への効果
定期的に運動することで寿命が延び、さまざまな病気を予防することは分かっていてもなかなか実行ができない。
仕事の忙しさをいいわけにすることも多いですが、ウォーキングミーティングによって歩くことを仕事にすればもう言い訳は出来ません。
お金を払ってフィットネスジムに通い健康を目指すよりも、まずは1日1万歩のミーティングを目指し「ダイエット」、「生活習慣病の予防」、「骨を丈夫にする」、「ストレス解消」などの効果を手に入れて新しいひらめきも手にいれましょう。

ウォーキングミーティングの注意点
ウォーキングミーティングを行う時は、必ず公園や河川敷など車が来ない広い道でおこないましょう。
人数も2~3人で行うといいでしょう。また、歩いているときにメモなどはとれませんので、スマホなどの録音アプリを使い、声で記録を残して置くと、あとで振り返るときに便利です。

まとめ
ウォーキングミーティングは「会議」、「健康」・「コミュニケーション」の3つの効果が得れるミーティングであることが分かっていただけたかと思います。
パーテーションに囲まれた無機質な会議室で何もアイデアがでない場合やコミュニケーション不足だと思われる人と意思疎通をとりたいときは、一歩踏み出してウォーキングミーティングを提案してみてはいかがでしょうか。